2024.09.21
週末になりました。今週を振り返ってみたいと思います。9月の中旬だというのに、真夏と同じ体温に迫る気温が続いている毎日です。空調設備のない工房での作業は、相変わらず厳しいものがありました。とりわけ新作第1号の窯入れをした日は、窯周辺には熱を帯びた空気が充満していて、近づくことも出来ませんでした。窯を焚いている最中は、工房での作業を休んで、家内と箱根にドライブをしてきました。箱根も久しぶりだったのですが、東名高速の海老名サービスエリアも久しぶりで、定番のメロンパンを買いました。箱根の彫刻の森美術館では室内展示だけ見てきて、高温多湿の中を野外彫刻を見て回る勇気がありませんでした。ラリック美術館は混雑もなく、ゆったりと見て回れました。「ラリック×ダンス」という企画展をやっていましたが、ここは常設展示されているラリックの工芸品の数々が素晴らしく、見応えがありました。ずっと工房に籠っていると、ドライブのような気分転換が必要だなぁと思います。週末もなく制作三昧の毎日なので、来週も出来るならどこかで気分転換をしたいと思います。さて、今日は後輩の彫刻家が朝からやってきていて、先日まで展示していた二科展の木彫作品を工房に運び込んできました。私も昔から懇意にしているカメラマン2名が彼の作品を撮影するため、工房にやってきました。今日は昨日よりも涼しく風もあったので、野外撮影には絶好の日でした。私がそうしているためか、彼も撮影にはプロのカメラマンを使います。自分の視点ではなく、他者の視点を入れることで、作品世界が広がることを彼も理解しているようで、アナログとデジタル双方のアプローチによって、自らの世界観を形作っていると言えます。また、家内は朝から和装になり、胡弓をもって埼玉県川越市に行きました。私は最寄りの駅まで家内を車で送りましたが、夕方から「越中おわら夏の踊り」というのがあるようです。多少涼しくなったと言えども湿気が多く、この季節のイベントは大変だなぁと思いました。