Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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残暑厳しかった9月が…
残暑厳しかった9月が今日で終わります。先週から涼しくなりましたが、その気温差によって体調を崩しました。咳が止まらなかったのは久しぶりで、私は教職に就いていた頃に、年度末の3月になると決まって咳が止まらなくなるのを思い出しました。その頃は多忙の負担が一気に出たのかも知れず、今回は酷暑の中で制作の手を動かし続けたツケがまわってきたのかもしれません。先週は身体を労わって陶彫制作は午前中だけにしていましたが、ここ数日は従来通り朝9時から午後3時くらいまでやっていました。涼しくなるのは創作活動には本当に最適で、芸術の秋と言われる所以がよく分かりました。新作は徐々に陶彫部品が増えてきて、弾みがついてきました。まだ身体は本調子には戻りませんが、このまま残暑から秋に移行していけば、新作のイメージが次第に具体化していくのではないかと思います。今月は久しぶりにホームページにあるRECORDを更新しました。2022年版のRECORDは特別な枠で作っていたので、これで肩の荷が下りました。今月は30日間ありましたが、そのうち28日間は工房に通っていました。体調が悪くても、ともかく工房には通うというのが私の生活習慣になっていて、作業を始めると体調のことは一旦忘れることが出来ました。今月の鑑賞は美術館のみで、映画館や劇場には行けませんでした。後輩の彫刻家が出品していた「二科展」、同じ美術館で開催していた「田名網敬一展」(国立新美術館)、「舟越桂 森へ行く日」展(彫刻の森美術館)、「ラリック×ダンス」展(箱根ラリック美術館)に行ってきました。工房に行かなかったのは東京六本木と箱根に行った2日間だけで、美術鑑賞としては充実していたように思います。読書はとつおいつ読んでいて、なかなか思ったように進みませんが、抽象芸術に関する古書を時間をかけて読んでいます。来月は秋が深まることを願っています。