Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 制作と鑑賞の両輪で…
週末になりました。今週を振り返ってみたいと思います。今週も朝から夕方まで工房に籠って、陶彫制作に明け暮れていました。火曜日に窯入れの準備を行ない、水曜日は焼成を行なったために工房の電気が使えず、その日は東京の美術館や博物館に出かけました。上野は外国人観光客が多く、私が昼食をとったレストランは、ほとんど外国人ばかりでした。遠足に来ていた小学生の集団がいて、上野動物園に入っていきました。秋になると大きな展覧会が企画され、私が立ち寄った美術館や博物館は平日にも関わらず混雑していました。東京都美術館で開催されていた「田中一村展」は、奄美大島で制作された絵画作品を私は過去に幾度となく見ていましたが、その以前の作品も充実していて、見応えはありました。彼の画力の凄さに今更ながら驚きました。一村が学んでいた東京美術学校(現東京藝術大学)時代に、その隣りに東京府美術館(現東京都美術館)が開館し、一村が逝去されたずっと後になって、現在の当館で展覧会が企画されるなど、生前の一村は想像していたでしょうか。次に足を運んだのが東京国立博物館で、同館で開催されていた「特別展 はにわ」は絶対に見に行こうと決めていた企画展でした。私は縄文土器の展覧会はよく見に行った記憶がありますが、古墳時代の埴輪に特化した展覧会は初めてかなぁと思いながら、興味深く展示品を見て回りました。日本独自の美意識を感じながら、素朴な生命感を味わいましたが、埴輪に可愛さがあると思ったのは私だけでしょうか。現代の日本人が作る可愛いキャラクターの祖型があるように思えます。とりわけ家形埴輪や動物をかたどった埴輪には遊戯性があり、その単純化にもユニークな感覚があると思いました。今週は制作と鑑賞の両輪をしっかり実践した1週間でした。帰りに横浜駅にあるスーパー成城石井に行って、私のお気に入りである岩泉ヨーグルトを買いました。ドジャーズ大谷翔平選手が何かのインタビューでこのヨーグルトを愛用していると言っていたので、私も試してみたら、本当に美味しいヨーグルトだったので、その時から継続して購入しているのです。