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週末 衆議院選挙&美大の芸祭へ
日曜日になりました。今日は衆議院選挙の日で、家内と投票に出かけました。私は20代の頃に5年間ヨーロッパにいたので、その時だけは投票をしていませんが、それ以外は必ず選挙に出かけています。若い頃は両親の言うままに選挙に行きましたが、学校管理職になってからは政党や個人の政策をよく読んで投票先を決めていました。選出された議員が公約通りに実行できるのかどうか、私も校長職にあった時に自ら掲げたマニフェストに苦しんだ時もありました。学校は公費の扱いには厳正であったので、今回選挙で話題に上がっている裏金については、私は驚きを隠せません。政治とは何か、何度も原点に返る必要がありそうです。話は変わり、今日は工房に出入りしている私の教え子が美大で染織を学んでいて、その子の案内で大学の学園祭に行ってきました。美大は学園祭のことを芸祭と呼んでいて、各専攻による展示作品があって充分楽しめます。教え子は型染めの大きな作品を展示していました。彼女は生真面目な性格で、地道な作業が向いています。時間に追われながら課題をやり遂げなくてはならず、日々大変だったと言っていましたが、なかなかどうして頑張っている姿勢が伺えました。就職のことを考えると憂鬱になるらしく、いい意味でも悪い意味でも彼女は美大生になっていました。社会人になれば自分のための仕事はまずないのが普通で、会社の利益を優先するのが世の常です。美大在学中は自分の事ばかり考えている学生にとっては、近い将来には厳しい試練が待っているのです。それでも自分自身を見つけられる美大の生活を充分堪能して欲しいものです。最近の美大はアニメーションを作ったり、コスプレを楽しむ学生もいます。外国人留学生も多く、多様性に富んだキャンパスライフで、羨ましい限りですが、このストレスのない緩い雰囲気に飲まれないように、将来に向けての準備もしてほしいと老婆心ながら思っているところです。