Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 10月から11月へ
週末になりました。明日が文化の日で、月曜日は振替休日になるため今日から三連休になります。土曜日の今日は今週の振り返りを行ないます。今週は10月から11月へ月が移り変わり、これから秋が深まってゆく気配がします。気候が凌ぎ易くなったおかげで、創作活動がやり易くなったのは事実です。今週は朝9時から夕方は午後3時、もしくは4時まで作業をやっていました。日曜日は女子美術大学へ芸祭を見に出かけました。工房に出入りしている子が同大で染織を専攻しているため、彼女の型染めの作品を見に行ったのでした。染めは時間のかかる制作工程があるので、彼女は日々遅くまで大学に残って作業を続けていたようで、廊下で出会った大学助手から聞きました。それでも楽しく生活が充実しているようで、彼女は溌溂としていました。美術系の学校を選んで良かったなぁと私も嬉しくなりました。その日は衆議院選挙もありました。昨日は家内が私の代理で、相原の先祖が眠る浄性院に出かけ、十夜法要に参加してきました。私は相変わらず毎日工房に通い、新作の陶彫制作に精を出していました。新作の陶彫部品は少しずつ出来上がってきて、全体の雰囲気が掴めるようになりました。もう少し陶彫部品を増やしてから全体構成を考えようと思います。創作活動をやっていると1週間はあっという間に過ぎていきます。工房で一日の大半を過ごしているのに、工房での時間が駆け足のように去っていくのはなぜでしょうか。時間が早く経つのは創作活動のせいばかりではなく、加齢のせいかもしれないとも思っています。あれもやらなくてはいけない、これもやらなくてはいけないと眼前の課題に慌てているうちに、思い通りにならず気力が尽きてしまうのが情けなく感じていて、退職して彫刻家一本になったら、じっくり落ち着いて制作も思索も深められると思っていた自分が、とんでもない思い違いをしていたことに気づきました。じっくり取り組むのは気持ちの持ちようなのです。今になっても焦らなくていいと自分に言い聞かせている私がいます。