Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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振替休日 多摩美大の芸祭に行く
昨日の日曜日が文化の日だったので、今日は振替休日になりました。昨日、工房では作業終了時に窯入れを行ないました。電気の関係で今日は工房での作業は出来ず、それを言い訳にして今日は多摩美術大学の芸祭を見に出かけました。工房に同大でグラフィックデザインを学んでいる子が出入りしていて、彼女の案内で、女子美大染織専攻の子とともに八王子にある同大に出かけたのでした。三連休最終日は好天に恵まれ、美大の芸祭に行くには絶好の日となりました。多摩美術大学のグラフィックデザイン科はレベルが高く、入試も難関で知られるところですが、芸祭で発表している学生たちの作品も高水準であり、楽しさや多様性に溢れていました。グラフィックデザインは視覚全般にわたる表現として商業美術界には欠かせぬ存在になっています。最近はITを駆使したり、手による描画との共作もあり、また最近のアニメーションに登場するキャラクターを創作したりして、表現の幅はますます広がりを見せています。校舎の中に自分のブースを作って、自分の世界観を表している一角は、なかなか見応えもありました。若い世代の創り出す世界を見ていると、現代の世相も見えてきて、その中にはドギツイ表現も多々あり、不条理な世界が罷り通る雰囲気も伝わってきました。校舎外ではフリーマーケットが所狭しと並んでいて、学生たちが小物を売っていました。自分の学生時代と変わらぬ風景がありましたが、売られているグッズは現代風で、洒落た趣がありました。相原工房には現在2人の美大生が出入りしていますが、彼女たちが美大を卒業してしまうと、こうした芸祭に来ることはなくなるのだろうなぁと思いつつ、芸祭会場を後にしました。