Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 今年最後の1週間
土曜日になりました。1週間を振り返ってみたいと思います。来週は途中から新年を迎えるため、2024年としては今週が最後の1週間になります。今週は相変わらず陶彫制作一辺倒で、変わり映えのしない1週間でしたが、新作では古材加工をかなり行い、ギャラリーの床に並べる4本の柱の長さを決めました。今年中にこの古材加工で4本の長さが決定できるといいなぁと思っていたので、とりあえずサイズに関しては着実に進んでいると自覚しています。その4本の古材の両端には、それぞれ背の高い陶彫部品を配置する予定でいて、そのうち何点かは彫り込み加飾が出来て、乾燥棚に置いてあるため、イメージがより具体的になってきたように感じています。陶彫制作では原初的なイメージがある程度出来上がってくると、気持ちとしては楽になります。7月の個展までにはちょうど折り返し地点にあって、あとは作品の質を高めていくだけなのです。前にも書きましたが、陶彫は毎日制作をしていかねばならず、今日から年末年始の休庁期間に入っても、私には関係ありません。それは教職に就いていた頃も同じで、寧ろ学校が休みに入った時期から、創作活動を本格的に始めるという習慣が私にはありました。陶彫は陶土の都合で制作を進めていくため、何日も休暇が取れないのも休めない要因でもあります。教職に就いていて、まだ工房がなかった時代は、土日でも休庁期間でも学校に出かけていきました。大晦日の誰もいなくなった夜の学校で、私が一人で制作に励んでいて、全て戸締りを済ませ、警備会社に連絡を入れることもよくありました。それでも元旦は何とか休もうと陶土にたっぷり水を打ったことも思い出されます。それは工房が出来た今でも同じで、元旦には窯入れを考えています。この休庁期間には後輩の彫刻家がやってきます。昔の私を見ているようで、彼のために融通を効かせようと思います。