Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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三連休最終日も創作活動
今日は成人の日です。横浜市でも「二十歳の市民を祝うつどい」が横浜アリーナで開催されました。成人の日で思い出すのは、もう随分前になりますが、横浜で大雪が降って、振り袖姿の人たちが大変な目に遭っていた光景です。家内はこの日に神奈川公会堂で和楽器演奏があって、私が最寄りの駅まで歩いて迎えに行きました。やはり大雪の印象が強かったせいで、今も思い出すのです。今年の横浜は幸い穏やかな天候に恵まれましたが、青森県を初めとする東北地方では災害級の積雪になり、雪掻きをしている人たちがテレビに映し出されています。どうして夏は災害級の猛暑、冬は災害級の降雪になってしまうのか、気候変動が明らかにおかしくなっているとしか言いようがありません。さて、今日は三連休の最終日になります。教職に就いていた頃は、連休は創作活動に取り組めるので嬉しい限りでしたが、退職した今となっては毎日が創作活動なので、あの頃のような嬉しさも焦りもありません。毎日、陶彫制作が継続していて、ただ只管陶土に向かい合っている自分がいるのです。今日も朝から工房に籠っていました。昨日のNOTE(ブログ)に書いた制作サイクルがあるので、作業を休むことは出来ません。作業台の近くに置いたストーブで手を温めながら、彫り込み加飾に精を出していました。彫り込み加飾はあまり身体を動かすことはなく、大小の掻き出しベラと陶土の表面を滑らかにするための木ベラを使って、レリーフ状にした形を仕上げていくのです。どちらかというと工芸的な作業ですが、立体としての効果が結構あるので、重要な制作工程なのです。私の陶彫作品は比較的簡素な形態に装飾を施すことで、そこでも動勢を創出することが出来ると思っています。私は工芸的要素も絵画的要素も勿論立体的要素も自らの世界観に取り入れています。描写性がないだけで、何でもありの世界だなぁと思っています。