Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

週末 HPに「発掘~聚景~」アップ
日曜日になりました。日曜日は創作活動についてNOTE(ブログ)を書いていますが、今日は新たにホームページのギャラリーページに「発掘~聚景~」をアップしたので、その告知をしたいと思います。「発掘~聚景~」は2020年に東京銀座のギャラリーせいほうで発表した陶彫による集合彫刻です。制作当時、私は教職に就いていて、学校組織について頭から離れず、作品くらいは教職のことは忘れて、廃墟に立ち上がっていく命の蘇生をテーマにしようと考えていました。ところが、校長として過ごしていた私は、小さな命が徐々に集まって活況を呈していく場面を思い浮かべながら、一番基本となる考え方として、人間には他の動物には見られない特有で独特の自然本性があって、それが社会を形成しているということに拘っていました。それは生物学的連携と言ったらよいのか、学校のように組織を意図しなくても、自然本性として学習や遊戯を通して、人は集まるのだろうと思っていたのでした。この行動はアリストテレスに原典がありますが、校長室から生徒たちが遊んでいる様子を見ていると、友達や仲間に支えられて生きている彼らの姿を自然に受けとめている自分がいました。勿論そこにはいじめに繋がる歪んだ意識やストレスはあるのですが、それらも含めて人間としての独特の自然本性を感じないわけにはいかないのでした。聚景というタイトルには命の蘇生ばかりではなく、人が集まり群がる自然本性をもイメージした結果、この2文字を捻りだしたものです。ギャラリーページの最後に拙いコトバを添えていますが、そうしたイメージを思い出しながら綴ってみました。造形に比べるとコトバの力量不足を私は承知していますが、それでもアップすることにしました。ホームページの「発掘~聚景~」を見ていただけるなら、まずホームページのギャラリー・ページをクリックしてください。それぞれの作品の部分画像が出てきますので、廃墟の壁のある作品にカーソルを当てていただければ、画像が一点ずつ現われます。ご覧になっていただけると幸いです。