2025.02.15
週末になりました。今週の振り返りを行ないますが、月曜日に第46回如月会の搬入作業と半日分の受付を行いました。如月会の期間中は日替わりで受付をする人がいるので、私は月曜日と最終日である明日の受付をすることになっています。予め知人に配った案内状に私の在廊日を記したので、都合が合えば私がいる時に画廊を訪ねてきてください。月曜日には懐かしい人たちにお会いすることができて、嬉しかったなぁと思いました。明日が最終日なので、楽しみにして画廊にいるつもりです。今週の残りの日は全て工房での制作に当てていました。如月会開催中でも制作三昧です。7月の個展に向けた新作の制作工程が厳しくなっているため、毎日夢中で手を動かしていました。陶彫制作と古木材加工を午前午後で分けてやっていたり、全体図を幾度となく構想してみたり、三寒四温の中でも制作を続行しなければならない状況です。陶彫作品は作品同士を繋ぐ橋の制作に追われています。橋も古木材の上を通す橋を基本にしていますが、繋がっていない橋、というか橋を跳ね上げた構築物があったり、古木材ではなく外側に別の陶彫作品を作って、そこに繋がる橋を考案したりしていますので、バリエーションはいろいろあります。素材が木材と陶だけなので、造形をいろいろ試しても巧くまとまってしまうのではないかと思っています。古木材の彫り込みはほとんど終わりましたが、陶彫作品を配置すると、多少の彫り込み調整が必要になるかなぁと思っています。全体図を構想していると前述しましたが、今後は全体を見ながら細かなところに拘っていきたいと考えています。教職を退職して創作活動一本になって非常に良かったことは、造形思考の連続性が確保されることです。あれこれ考えすぎる嫌いもありますが、原初のイメージを大切にしながら、木材と陶で作る造形的必然を考えつつ、ゴールに向かっていきたいと思います。