2025.04.27
日曜日になりました。日曜日は主に創作活動についてNOTE(ブログ)を書いていますが、今日は自分の読書癖について述べてみたいと思います。ゴールデンウィークに入って、休暇に纏わる話題が新聞に掲載されていました。記事としては日常的で緩やかな雰囲気を感じさせるもので、時として厳しい社会世相や国際情勢を伝える気迫の籠る記事よりも、こうしたホッとする記事の方が共感を得ることが出来るなぁと思います。その朝日新聞「天声人語」の記事より抜粋をいたします。「本好きが高じて、読み終わらないうちに、つい次の本を求めてしまう。石井千湖著『積ん読の本』には、その道の達人ばかり12人が登場する。~略~手を伸ばせば好きな世界にいつでも浸れる幸福感と、いまだ背表紙しか見ていないという罪悪感。いつの間にかテーブルも占領され、しばらくは買わないと誓ったりする。そんな積ん読派にとって、足をとめたくなる言葉が先の本にある。『積読っていうのは、〖読まない本を買ってる〗んじゃなくて〖自分のための図書館を建ててる〗んです』。社会学者の服部恵典さんの名言である。」私は10代の学生時代から筋金入りの積ん読派で、途中で放棄して埃に塗れた書籍が自宅に溢れています。以前は床に所狭しと本を積んでいましたが、自宅をリニューアルした2020年春に、2階の居間に壁一面を使った備え付けの書棚を作りました。壁が書棚で向かい合う構造になって、ほとんどの本がその壁に収まりました。未だ読めていない本がすぐ見つかる環境に、その時の私は狂喜しました。というのは積ん読の罪悪感があるにも関わらず、壁一面に並んだ書籍の背表紙がインテリアとして存在を放っているのに私は大満足だったのでした。この歳になって、積ん読解消のために毎日読書を続けています。読書は3年前まで教職に就いていた頃からの習慣でしたが、退職して時間が出来た今はもっと幅広く読書に親しめると思っていましたが、なかなかそうはならず、積ん読は減りもせず増えもしない状況です。ただし、知識欲は衰えていないので、そこだけは自分を褒めていきたいと思っています。