2025.05.31
週末になりました。いつもなら今週の振り返りを行なうところですが、今日が5月の最終日なので、今回は今月を振り返ってみたいと思います。今月は個展の図録用写真撮影が24日(土)にありました。この日まで私はフル稼働で制作に励んでいました。おかげで個展に出品する作品全てが完成し、ホッと胸を撫で下ろしました。これで今年の7月に東京銀座のギャラリーせいほうで20回目の個展が出来るという安堵感もありました。その後は疲労が徐々に出てきましたが、何とか撮影翌日から私は新作に取り組み始めています。美術館にも28日(水)に鑑賞に出かけられました。今月は31日間あるうち30日間は工房に籠っていました。工房を休んだ一日は前述した通り、東京の美術館2ヶ所を回ってきました。「酒呑童子ビギンズ」展(サントリー美術館)、「藤田嗣治展」(SOMPO美術館)の2つの展覧会は、なかなか魅力的な展示が多数あって、私の心を捉えました。今月は映画や観劇がなかったので、来月は実技と鑑賞をバランスよくやっていきたいと思っています。日々の疲労を解消することで言えば、今月は新しいマッサージ機が届いたことです。新型のマッサージ機を、私と家内は交代しながら毎晩使用していて、とても重宝しています。一日のうちで心地よい時間帯があるのは幸いだなぁと思っています。読書は西洋絵画史に関する書籍を読んでいて、旧知のことでありながら、再度自らの知識を確認しています。若い頃に仕入れた知識でも、この年齢になってもう一度学び直すのは、そこに新たな視点が加わって興味関心がさらに増すことを知りました。また現時点での自分の創作を見直す機会も訪れて、自分が培ったものを広い視野で考えると、私のやっている現代彫刻は果たしてどうなのか、自分の造形哲学を再構築することも必要だなと感じることもありました。学ぶことは終わりがないと改めて感じ入った次第です。