Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 新作は次の段階へ…
週末になりました。定番として土曜日は今週の振り返りを行ないます。今週も毎日工房に通っていました。気候が良くなったので、今週も通常の朝9時から夕方3時までを作業時間として、新作の完成に向けて制作に励んでいました。陶彫制作の焼成は全部終わっていないにしろ、成形と彫り込み加飾は既に終わっていて、乾燥を待っている状態です。次から次へと窯入れをしたいところですが、一旦窯に入れてしまうと窯以外の電気を使えない状態にするので、窯内の温度が高温に達するまで他の作業が出来ません。そんなこともあって、窯入れは1週間に1回程度にしようかと思っています。今週は美術館等へ鑑賞に出かける予定がなかったので、月曜日の夕方に窯入れをして、火曜日は工房が使えない日にしました。火曜日は近隣のスポーツ施設に水泳をやりに行く日で、運動の後は自宅でゆっくり休息をとることにしました。現在、制作の方は陶彫作品に組み合わせる厚板材の加工をやっています。実はこの造形が新作の主張の方向を表していて、ひとつの見どころになっています。厚板材を刳り貫いて、砂マチエールを全体に貼り、油絵の具を染み込ませる方法は、私が今までにもよくやっている常套手段で、単純な技法ですが、陶彫の素材とよく合うと私は考えています。では厚板材をどのように刳り貫くか、これが日々思索を重ねているところで、欠損して語れない何かをイメージしていこうとしています。廃墟のピクチャレスクを敢えて作ろうとしているのは、以前読んでいた書籍からの受け売りですが、いつまでも完結しない形を作っているのは、私がさらに上方に存在する何かを求めようとしている思考がどこかにあるためかもしれません。新作の制作は愈々佳境を迎えようとしていますが、実は今年の夏にギャラリーで発表した延長として、壁に掛ける作品をもイメージしていて、それにも同時に取りかかる必要を感じているのです。