叢雲の風景 月に叢雲 視界を遮られ ぼくは闇雲に暴れだした 瞳に目隠し 幼児の手はもみじ ばくは悪戯に笑いだした 窓に雨だれ 傘列は黙して歩く ばくは悲しみにうなだれた 心を遮断 仲間に翻弄されながら ぼくは居場所をさがしている