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週末 社会派映画&卒制展の1週間

日曜日になりました。日曜日は創作活動についてNOTE(ブログ)を書いていますが、昨日書くはずだった1週間の振り返りを今日に回してしまったので、改めて先週1週間の振り返りを行ないます。先週は日曜日から金曜日までは朝から工房に行き、壁に掛ける新作の制作をやっていました。杉板の刳り貫き作業は1カ月もやっていて、新作ではこれが見せ場になるのかなぁと思っています。工房のある植木畑には桃の花が咲いています。寒さが和らぎ、制作には絶好の季節になりました。先週の印象に残ったことは木曜日に東京新宿にあるミニシアターで観た「死の天使ヨーゼフ・メンゲレ」で、ホロコーストを描いた社会派の映画でした。アウシュヴィッツ収容所でユダヤ人に人体実験を行なったヨーゼフ・メンゲレ医師は、戦争終結とともに南米に逃亡し、国際的捜査の眼をかい潜って生き延びた人でした。こうした実話を土台にしたドラマを私は若い頃からよく観ています。私自身は特定の思想を持っているわけではありませんが、近現代史の表に出ないエピソードに対し、自分なりの思いを確かめたいという欲求があります。大きな事件に対し、そこで生きた人はどんな思いに駆られていたのか、自分の成育歴からでは多々分からない部分もありますが、分かる範囲で考えてみたいのです。先日観た「ネタニアフ調書」ではイスラエル首相の公私にわたる行動をレポートしたドキュメンタリーでしたが、この映画でも考えさせられる箇所が随所にありました。これは自分とは遠い存在と片付けていいものなのか、若い頃ヨーロッパに暮らした自分の通っていた大学は、人種の坩堝で当然ユダヤ人もドイツ人も在学していました。彼らとはメンザ(学生食堂)で顔を合わせる程度の友人でしたが、今になって彼らの民族史を知れば知るほど妙な気分になっています。大学と言えば、昨日の土曜日は女子美術大学の卒業制作展に行ってきました。ここにも中国名や韓国名の卒業生がかなりたくさんいて、しかも留学生は優秀な作品を展示していて、日本人が見劣りしてしまう感想を抱いたのは私だけでしょうか。

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