週末になりました。土曜日はその週の振り返りを行ないます。今週は個展が終了した直後の1週間となり、気持ちは来年の個展に向いています。新作は個展開催の前から取り組んでおり、次なるイメージの具現化に向けて、陶彫部品を作っているところです。漠然としたイメージは春ごろに湧いてきましたが、今はその土台となる陶彫部品の成形をやっています。私は新作のイメージを紙に描きとめることはしません。頭の中で幾度となく修正し、印象が刻み込まれるまで待つようにしています。紙にエスキースをしてしまうと、それに縛られてしまう恐れがあるので、敢えて頭の中でイメージが育つまで何もしないのです。その中には消えてしまう幾多のイメージもありますが、現行のイメージは頭の中で篩にかけて残ったイメージなのです。今週は酷暑に近い日もあり、空調設備のない工房での作業は厳しいなぁと思っていて、午後の作業はやらないようにしています。その分、午後は鑑賞に当てていて、映画鑑賞や美術鑑賞にも出かけて充実した時間を過ごしました。映画では「ヒトラーの毒見役」(横浜シネマリン)を観てきました。リアルなドラマ仕立てになっていて、緊迫した雰囲気が伝わってきました。豪華な食事の後で身体に異変がないか1時間待たされる若い女性たちの心理描写が秀逸でした。美術鑑賞では「ふたりのアフリカ、手仕事の宇宙」展(世田谷美術館)に行ってきました。アフリカの造形が好きな私には願ったり叶ったりの展覧会で、人類学者と陶芸作家の夫妻が収集した手工芸品を楽しんで見てきました。酷暑の日は映画館や美術館に行くのがベストかもしれません。しかもドイツやアフリカに気持ちが飛んでいって、日常を忘れさせてくれる機会だったと思っています。日常と言えば、今週の午後は歯科医院に歯のクリーニングにも行きました。半年に1回、私は子供のころから長年通院している横浜駅近くにある歯科医院で定期検査に行っています。歯科医院の雰囲気は嫌いですが、私は予防のために仕方なく行くのです。