日曜日になりました。日曜日は創作活動についてNOTE(ブログ)を書いています。今日も先週に引き続き来年に向けての新作について書いていきます。私がやっている陶彫による彫刻は、その大きさを確保するために部品(ユニット)をひとつずつ作り、窯に入れていきます。そのため、まず集合彫刻を構成する最初のユニットをどうするのか、私の仕事はここから始まるのです。今年の個展で発表する「発掘~六蹟~」は最初のユニットとして直方体を作りました。直方体を縦に立てて、それを6体で囲んで、その内包する空間に意味を持たせました。次作は春頃にボンヤリした風景イメージが浮かびましたが、それは囲む構造ではなく、点在する在り方を示していました。集合彫刻がばらばらに存在する景色を、実際に陶土に触れていくことで徐々に具体化していくのは、今まで経験してきた制作工程に則ったものです。その最初の陶彫部品を今日試しに作ってみました。次作は直方体ではなく円柱です。陶彫の内部はがらんどうなので円筒と言うべきか、その円筒を積み上げて塔状にしていけば、イメージに近づくだろうと思っています。「発掘~六蹟~」に比べると、今回は曲面を多用していて陶彫らしい雰囲気があります。これを幾つか作るわけですが、最初の1点は彫り込み加飾も施して、当初のイメージとの確認作業をしたいと思っています。雑駁なイメージに具体性をもたせるために、手で陶土に触れ、表面の凹凸をデザインして、それを削り取りつつ、その形態を把握する必要があります。彫刻は実体が眼の前に現われてこそ、その真価が見えるものです。そうなればもうボンヤリとしたイメージではなく、実体を伴った彫刻作品として作っていくことに邁進できます。その最初の段階を今日試作してみました。陶土は乾燥で多少収縮し、上下左右に表面が引っ張られて皹が生じますが、直方体に比べると曲面が多い円筒は、平坦で角のある矩形よりも柔軟かもしれず、罅割れが最小で済むのではないかと期待しているところです。