日曜日になりました。日曜日は創作活動についてNOTE(ブログ)を書いていますが、今日は創作活動ではなく、先日の朝日新聞「天声人語」に掲載された記事を扱うことにしました。この記事が契機になって、私は家内を誘って新聞掲載日に映画に行くことにしたのでした。全文引用いたします。「車の中から6歳の少女ヒンドが叫ぶ。『はやくきて。うたれちゃう』。息絶えていく6人の親族の遺体に隠れ、電話口で幼い声が、何度も助けを求める。映画『ヒンド・ラジャブの声』は、パレスチナ・ガザ地区からかかってきた電話の音声を使って作られた。救急隊をすぐ送れと声を上げる人道支援団体の職員に、これ以上隊員を失えないと上司は苦悶する。やがてヒンドに装甲車両が迫ってくる。出口のない絶望感に窒息するようで、身を固くした。ガザには同じような子どもたちが何人いただろうか。ガザのイスラム組織ハマスとイスラエルとの戦闘が始まって、きょうで3年になる。ハマスの襲撃で1200人が亡くなり、報復として始まったガザへの侵攻で7万4千人が亡くなった。国連の独立調査委員会はイスラエルによる『ジェノサイド』があったと認定した。それでも国際社会は、イスラエルの圧倒的な力の行使を見過ごしてきた。昨年10月の停戦合意後も、空爆の犠牲者は増え続けている。『わたしが 死ななければならないのなら/あなたは 生きなくてはならない/わたしの物語を語り/わたしの持ちものを売り』。ガザを代表する詩人リフアト・アルアライールさんは、そう書き残した。2023年にイスラエル軍による爆撃で亡くなったが、詩は世界で読み継がれる。ヒンドは夜が怖い。車中で助けを待つ間に、外は暗くなっていく。『ひとりにしないで』。彼女の叫びは日本の私たちにも、向けられている。」国際社会が停戦を促がしても、第二、第三のヒンドは現れます。戦闘の被害者は女性や子どもを巻き込みます。そうした映像を私たちは他人事として見られるでしょうか。今週2本の戦争に纏わる映画を観てきましたが、日本が自然災害に見舞われるように人的災害に襲われる国があり、その理不尽にやり切れない気持ちを抱くのは私だけではないはずです。