Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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猛暑だった8月の最終日

今日で8月が終わります。毎年のことですが、最近の夏の暑さには辟易していて、今月は工房での長い制作時間が取れず、午前中の涼しい時間帯に制作をやっていました。ただし、8月は個展が終わったばかりの1カ月なので、来年の個展までに時間があるため、一番余裕の持てる1カ月でもあります。だからと言って制作が中断されることはなく、来夏に発表する新作の準備を始めています。新作は画廊の空間に点在する6体の塔と、壁に這うような平面性の強い作品を複数作る予定です。小品はまだ考案中で、何かしら作るとしてもまだイメージが掴めていません。今月はそうした新作のイメージを具体化するために時間を費やしていたのでした。6体の塔に関しては随分前からイメージが出ていましたが、他の作品はなかなか具体性が持てず、頭の中で常にイメージの更新をしています。今月は31日間あって、そのうち27日間は工房に通っていました。残り4日間のうち1日は個展最終日に当たっていました。3日間は美術館やら映画館に鑑賞に出かけた日になります。ということで今月の鑑賞は充実していました。美術鑑賞では「ふたりのアフリカ、手仕事の宇宙」展(世田谷美術館)、「若林奮・寺田真由美展」(練馬区美術館)、「百花繚乱」展(東京都美術館)、「空海と真言の名宝」展(東京国立博物館)の4つの展覧会、映画鑑賞では「ヒトラーの毒見役」、「雲と大地のはざまで」(両方とも横浜シネマリン)の2本の映画を観てきました。猛暑の時は涼しい美術館や映画館に行って、感受性を鍛えるのも良い方法だなぁと思いました。彫刻は思索の割合が大きい表現媒体であると私は考えていて、造形哲学を深めるために、素材を前にして実際の制作を始める折に、あれこれ空間に対して考えを巡らせて自分の考える空間解釈を創出していくべきなのです。制作が進んでしまうと、ある程度方向性が限定されてしまうため、現在制作が進んでいる6体の塔以外の新作に対して、これから考えていこうとしています。

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