Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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10月は創作に適した1ヵ月

10月になりました。昨年10月のアーカイブを見ると、まだまだ残暑が続いているにも関わらず、既に窯入れを行なっていることが書かれていました。今年も10月になって、愈々新作の完成に向けて制作に拍車をかけていこうと思います。今月は新作陶彫の土台となる6点の部品の窯入れを行なっていく予定です。幸い先月は雨が多かったものの気温は涼しくなってきていて、窯入れには最適な季節がやってきたなぁと思っています。同時に新作6点の塔の一番上になる三段目の陶彫をどうするか、土台や二段目の陶彫のようなタタラと紐作りの併用でやっていくには塔が細くなりすぎて無理が生じるかもしれないと思っています。私の頭にあるのは石膏で型を作って、内側に陶土を貼り付けていく方法ですが、久しぶりの石膏取りを思い出しながらやっていくしかないかなぁと思っています。20代の頃、人体塑造をやっていた時は石膏取りをして、雌型の内側に分離液を塗り、そこに石膏を流し込む方法が、作品保存をしていく唯一の方法でした。つまり、粘土を石膏に置き換えるのが目的で、石膏になると粘土は形を残さず、雌型になった石膏は壊してしまうのです。今月はその石膏の雌型を作る決断をしていくつもりです。もう一つ、陶彫による塔とは異なる世界を形成する壁を這う造形を予定していますが、まだイメージが定まりません。頭の中のアップデートは毎日繰り返していて、それは一日1点ずつポストカード大の平面作品を制作しているRECORDで最初の段階から記録しています。それでもいま一つ心に響きません。これにはさらに時間をかけたいと思っています。10月は鑑賞も充実する1ヵ月になり、美術館やら映画館、その他のところに出かけることが増えてきそうです。常に情報に気をまわして、優れた作品を味わいたいと願っています。芸術の秋という快い言葉に気分が揚がります。今月は実技と鑑賞を両輪にして、行けるところまで行きたいものです。

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