2008.05.13
公務と創作活動を繰り返している日常の中で、ひとつだけ等閑にしているのが読書です。本を読む時間がなかなかとれず、読みたい本が山積みにしてあります。何回かブログにも書いていますが、ゆっくり本が読める時間が欲しいこの頃です。今読み始めているのはピーター・ブリューゲルに関する創作としての伝記物語。かなり面白くて本をめくるとあっという間にブリューゲルの生きた時代にタイムトリップしてしまいます。稀有な絵画的な才能に恵まれた農家の若者が様々な時代状況の中で、運命的なものに翻弄されながら生きていく姿に惹きつけられています。ブリューゲル絵画を論じた評論もいいのですが、こうした物語をブリューゲルの描いた絵を念頭に入れつつ読み進んでいくのもいいものです。読書がしたい、続きを読みたいと願いつつ、日々の仕事に没頭してしまう自分がいます。 Yutaka Aihara.com