「像をうつす」(金井直著 赤々舎)の「5 脱ー文化としての彫刻」について、気に留めた箇所をピックアップいたします。「アルテ・ポーヴェラ(イタリア語で『貧しい芸術』の意)とは、1967年、イタリアの批評…[続きを読む]
「像をうつす」(金井直著 赤々舎)の「4 展開された場としての写真」について、気に留めた箇所をピックアップいたします。「『展開された場における』彫刻=写真を見るとき、私は《地獄の門》、《バルザック》以…[続きを読む]
「像をうつす」(金井直著 赤々舎)の「3 ブランクーシ 彫刻を拡張する写真」について、その後半部分の「写真家ブランクーシ」を取り上げます。「アマチュア風と評されるも、ブランクーシは生涯、自作の撮影を止…[続きを読む]
「像をうつす」(金井直著 赤々舎)の「3 ブランクーシ 彫刻を拡張する写真」について、その前半部分の「コンスタンティン・ブランクーシの生涯と作品」を取り上げます。本書はこれがあるために私は購入したよう…[続きを読む]
「像をうつす」(金井直著 赤々舎)の「2 印象主義彫刻と写真」について、気に留めた箇所をピックアップいたします。本章は彫刻家ロダンとロッソについて、彼らの写真との関わりを含めて論じられたものです。「ロ…[続きを読む]
「像をうつす」(金井直著 赤々舎)の「1 彫刻複製写真の歴史」について、気に留めた箇所をピックアップいたします。本書は彫刻と写真の関わりを本論とするものですが、西洋彫刻史を紐解きながら、その都度写し出…[続きを読む]
「像をうつす」(金井直著 赤々舎)を今日から読み始めます。本書はどこかの美術館のギャラリーショップで購入しました。頁を捲ると彫刻家ブランクーシの作品写真がたくさん出てきて、これはどういう書籍なのか確か…[続きを読む]
「グスタフ・クリムトの世界」(海野弘 解説・監修 パイインターナショナル)のほとんどの内容がクリムトの描く女性で占められています。私にとって苦手な女性表現をクリムトは得意としていて羨ましい限りですが、…[続きを読む]
「グスタフ・クリムトの世界」(海野弘 解説・監修 パイインターナショナル)を読んでいると、40年前の記憶が甦ってきます。私は1980年から85年までウィーンに住んでいました。とくに「世紀末ウィーン夢紀…[続きを読む]
「グスタフ・クリムトの世界」(海野弘 解説・監修 パイインターナショナル)は書籍の扉から読むことはせず、気になった箇所の頁を開き、部分的に読み込んでいます。私が20代の頃、ウィーンに5年間暮らしていて…[続きを読む]
「マルセル・デュシャン全著作」(ミシェル・サヌイエ編 北山研二訳 未知谷)を読み終えました。デュシャンは芸術における概念の破壊者であることは伝わりましたが、意味が読み取れないものも結構多かったという感…[続きを読む]
「マルセル・デュシャン全著作」(ミシェル・サヌイエ編 北山研二訳 未知谷)の「第四章 テクスティキュール」について、留意した箇所を拾います。そもそもテクスティキュールとは何か、小雑文集のことを指します…[続きを読む]
「マルセル・デュシャン全著作」(ミシェル・サヌイエ編 北山研二訳 未知谷)の「第三章 批評家マルセル・デュシャン」について、実際に数多の芸術家を批評しているデュシャンの文章が残されていて、今回は前回の…[続きを読む]
「マルセル・デュシャン全著作」(ミシェル・サヌイエ編 北山研二訳 未知谷)の「第三章 批評家マルセル・デュシャン」について、実際に数多の芸術家を批評しているデュシャンの文章が残されていました。ここで取…[続きを読む]
今日付けの朝日新聞「天声人語」より記事を抜粋いたします。「読みたいけれど、読めない。積ん読というものは何とも悩ましい。どこか後ろめたく、読むと読まないの間の灰色地帯で、ときに溺れかけているような気にさ…[続きを読む]
先日、六本木ヒルズにある森美術館で開催している「ヘザウイック・スタジオ展」に行ってきました。私が高校生の時に建築家を目指していた時期がありましたが、日々の暮しやすさや空間の使い勝手の良さ等の制約が多い…[続きを読む]
今日は週末ですが、4月の最終日でもあります。この1ヶ月は創作活動としてはどうだったのか、自己評価すれば、自分としては精一杯邁進した1ヵ月だったと振り返っています。昼は陶彫制作、夜はRECORD制作をや…[続きを読む]
「マルセル・デュシャン全著作」(ミシェル・サヌイエ編 北山研二訳 未知谷)の「第三章 批評家マルセル・デュシャン」について、さらに気になった箇所を引用いたします。まず、1955年にNBC放送が撮影した…[続きを読む]
「マルセル・デュシャン全著作」(ミシェル・サヌイエ編 北山研二訳 未知谷)の「第三章 批評家マルセル・デュシャン」について気になった箇所を引用いたします。まず序文で著者からこんな一文がありました。「こ…[続きを読む]
「マルセル・デュシャン全著作」(ミシェル・サヌイエ編 北山研二訳 未知谷)の「第二章 ローズ商会」について気になった箇所を引用いたします。本章は前章ほどボリュームがあるわけではなく、デュシャンの造形と…[続きを読む]
現在読んでいる「マルセル・デュシャン全著作」(ミシェル・サヌイエ編 北山研二訳 未知谷)と並行して「グスタフ・クリムトの世界」(海野弘 解説・監修 パイインターナショナル)を読み始めました。本書の副題…[続きを読む]
「マルセル・デュシャン全著作」(ミシェル・サヌイエ編 北山研二訳 未知谷)の「第一章 花嫁のヴェール」は、デュシャンの「彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも」という大きなガラスを使った代表作…[続きを読む]
「マルセル・デュシャン全著作」(ミシェル・サヌイエ編 北山研二訳 未知谷)の「第一章 花嫁のヴェール」は、デュシャンの「彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも」という大きなガラスを使った代表作…[続きを読む]
「マルセル・デュシャン全著作」(ミシェル・サヌイエ編 北山研二訳 未知谷)の「第一章 花嫁のヴェール」は、デュシャンの「彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも」という大きなガラスを使った代表作…[続きを読む]
「マルセル・デュシャン全著作」(ミシェル・サヌイエ編 北山研二訳 未知谷)の「第一章 花嫁のヴェール」は多くの単元に分かれていて、そのうち最初の2つの単元で注目した文章を引用いたします。まずその「序文…[続きを読む]
「マルセル・デュシャン全著作」(ミシェル・サヌイエ編 北山研二訳 未知谷)の巻頭にある「1958年の序文」の中で、気に留めた箇所を引用いたします。著者は序文の中にもマルセル・デュシャンという特異な芸術…[続きを読む]
「マルセル・デュシャン全著作」(ミシェル・サヌイエ編 北山研二訳 未知谷)を読み始めました。本書はどこで購入したのものか忘れていて、以前から自宅の書棚にあったものです。自分で手に入れておきながらデュシ…[続きを読む]
週末になりました。今週も朝から夕方まで毎日陶彫制作に邁進しました。春爛漫になり、加えて気候が心地よく、創作活動には最適の季節になったことを実感していました。朝9時に工房に入り、夕方4時近くまで陶彫制作…[続きを読む]
「アンドレ・ブルトン伝」(アンリ・べアール著 塚原史・谷正親訳 思潮社)を読み終えました。本書はシュルレアリスムの提唱者である詩人アンドレ・ブルトンの詳細な伝記である一方、シュルレアリスムとは何かとい…[続きを読む]
「アンドレ・ブルトン伝」(アンリ・べアール著 塚原史・谷正親訳 思潮社)の「第Ⅵ部 沸き立つモラル」の「第三章 絶対偏差」についてまとめます。本章で「アンドレ・ブルトン伝」が終わります。つまり本章がブ…[続きを読む]
「アンドレ・ブルトン伝」(アンリ・べアール著 塚原史・谷正親訳 思潮社)の「第Ⅵ部 沸き立つモラル」の「第二章 互いの中の互い」についてまとめます。「歴史とともに歩み、歴史に判断を下すためにじゅうぶん…[続きを読む]