今日、彫刻の師匠である池田宗弘先生から1本のCDが送られてきました。少し前に池田先生から電話があって、その時に自宅兼工房であるエルミタの作業風景を4Kの映像に収めたという話がありました。その映像を作ら…[続きを読む]
「世紀末芸術」(高階秀爾著 筑摩書房)の第二章「世紀末芸術の背景」の最初の単元「社会的風土」の気に留めた箇所をピックアップしていきます。「西欧の統一的近代諸国家が成立して以来、19世紀末から20世紀初…[続きを読む]
昨日、東京六本木の泉屋博古館東京に行った後、六本木ヒルズに移動し、そこにある森美術館で開催されている「ルイーズ・ブルジョア展」を見てきました。六本木ヒルズのランドマークとして設置されている巨大な蜘蛛が…[続きを読む]
先日の朝日新聞「折々のことば」より、記事内容を取り上げます。「正しく見られ、認識されれば、ありふれた事物も奇跡なのだ。チャールズ・シミック」この言葉に著者の鷲田精一氏がコメントを寄せています。「古道具…[続きを読む]
日曜日になりました。日曜日は創作活動について書いていきます。今日の話題はホームページに関することです。昨日、ホームページにあるギャラリー・ページに「発掘~根景~」をアップしました。これまで私はさまざま…[続きを読む]
アメリカで栄誉あるエミー賞作品賞を含む最多18冠に輝いた「SHOGUN 将軍」。発表があった日に、私はこの映像作品が見たくなって、ディズニープラスに入会しようと思いましたが、きっとどこかの映画館で取り…[続きを読む]
昨日、「ミュシャ展」を見に府中市美術館を訪れた折に、久しぶりに見ておこうと思った野外彫刻がありました。1点は保田春彦「球を囲う幕舎」のステンレスによる巨大な作品で、もう1点は若林奮「地下のデイジー」。…[続きを読む]
昨日の日曜日が文化の日だったので、今日は振替休日になりました。昨日、工房では作業終了時に窯入れを行ないました。電気の関係で今日は工房での作業は出来ず、それを言い訳にして今日は多摩美術大学の芸祭を見に出…[続きを読む]
11月になりました。今年の夏に経験した大変な酷暑からすれば、最近は信じられないくらいの涼しさになり、創作活動には絶好な季節になったように思えます。私は寝起きに新作の全体像が微かに見えることがあり、その…[続きを読む]
日曜日になりました。今日は衆議院選挙の日で、家内と投票に出かけました。私は20代の頃に5年間ヨーロッパにいたので、その時だけは投票をしていませんが、それ以外は必ず選挙に出かけています。若い頃は両親の言…[続きを読む]
週末になりました。今週を振り返ってみたいと思います。今週も朝から夕方まで工房に籠って、陶彫制作に明け暮れていました。火曜日に窯入れの準備を行ない、水曜日は焼成を行なったために工房の電気が使えず、その日…[続きを読む]
昨日、東京上野の東京都美術館で開催している「田中一村展」に行ってきました。副題を「奄美の光 魂の絵画」とあって、奄美大島の自然を日本画の常識を覆す構図で描いた代表作品は勿論のこと、奄美大島に辿り着くま…[続きを読む]
昨日、地元の公立中学校の地域会議から帰った後、工房に出かけていき、窯入れの準備をしていました。窯入れをすると電気の関係で照明等が使えなくなり、今日はそれを言い訳に東京の美術館や博物館に鑑賞に出かけまし…[続きを読む]
昨日、国立新美術館で開催されていた自由美術展を見た後、丸の内の出光美術館で開催している「物、ものを呼ぶ」展にも足を延ばしました。出光美術館は帝劇ビルの建替えに伴い、一時閉館することが決まっていて、この…[続きを読む]
昨日、工房で窯入れをしたので、今日は電気の関係で工房での作業は出来ませんでした。その機会を利用して朝から家内と東京の美術館に出かけました。彫刻の師匠が会員となっている自由美術展は六本木の国立新美術館で…[続きを読む]
「抽象芸術」(マルセル・ブリヨン著 瀧口修造・大岡信・東野芳明 訳 紀伊國屋書店)の「Ⅴ 抽象絵画の主流 」の文中に出てくる多くの芸術家を今回は2人取り上げます。アメリカ現代美術の礎を築いたジャクソン…[続きを読む]
先日の朝日新聞夕刊に掲載されていた記事に注目しました。「場・空間との対話 増す重要性」という記事で、「もの派」の旗手だった芸術家李禹煥氏のインタビュー記事でした。李禹煥氏は、韓国に生まれ日本を拠点に活…[続きを読む]
日曜日になりました。日曜日は創作活動に纏わることについて述べさせていただいています。一日1点ポストカード大の平面作品を作っているRECORDは、毎日これに取り組んでいる私にとっては重要な表現形式ですが…[続きを読む]
「抽象芸術」(マルセル・ブリヨン著 瀧口修造・大岡信・東野芳明 訳 紀伊國屋書店)の「Ⅴ 抽象絵画の主流 」の文中に出てくる多くの芸術家を毎回3人づつ取り上げて、NOTE(ブログ)に書いています。私自…[続きを読む]
ビジョン企画出版が刊行している新報には毎月「評壇」の欄があって、ここに毎年私のギャラリーせいほうでの個展の批評を載せていただいています。今月送られてきた新報に早速掲載されていましたので、引用させていた…[続きを読む]
週末になりました。今週を振り返ってみたいと思います。9月の中旬だというのに、真夏と同じ体温に迫る気温が続いている毎日です。空調設備のない工房での作業は、相変わらず厳しいものがありました。とりわけ新作第…[続きを読む]
昨日、箱根にある彫刻の森美術館で開催中の「舟越桂 森へ行く日」展を見てきました。木彫家・素描家である舟越桂氏は今年3月29日に72歳で逝去されました。本展はその前から企画されたものなので遺作展としての…[続きを読む]
私が長年作っている陶彫作品の面白さは、制作工程の最終に控えている重要な工程である焼成、つまり窯入れにあります。これは面白味がある反面、大変やっかいな工程で、窯に作品を入れてしまえば手が出せない状況があ…[続きを読む]
「抽象芸術」(マルセル・ブリヨン著 瀧口修造・大岡信・東野芳明 訳 紀伊國屋書店)の「Ⅴ 抽象絵画の主流 」は長い論文になるので、NOTE(ブログ)には分割して、留意した文章をピックアップしていきます…[続きを読む]
「抽象芸術」(マルセル・ブリヨン著 瀧口修造・大岡信・東野芳明 訳 紀伊國屋書店)の「Ⅳ 時間と運動の美学 」の後半部分の留意した箇所をピックアップしていきます。まず登場する芸術家はカルダーです。「カ…[続きを読む]
「抽象芸術」(マルセル・ブリヨン著 瀧口修造・大岡信・東野芳明 訳 紀伊國屋書店)の「Ⅳ 時間と運動の美学 」は大きなテーマを扱っているため、分割してNOTE(ブログ)に掲載していきます。本単元が音楽…[続きを読む]
日曜日になりました。週末は創作活動について書いていきます。このところ新作について考えを巡らせていて、今日も新しい陶彫作品を作っていました。今年の7月個展まで2年がかりで、日付のある陶彫立方体に取り組ん…[続きを読む]
昨日、家内と東京六本木にある国立新美術館で開催されている二科展と、「田名網敬一 記憶の冒険」展に行ってきました。グラフィックアーティスト田名網敬一は若い頃からデザイン界で活躍していて、本展ではその膨大…[続きを読む]
今日は工房の作業を休んで、家内と東京六本木にある国立新美術館で開催されている2つの展覧会を見て回りました。一つ目の展覧会は二科展で、私の工房を使って木彫を制作している後輩が出品しています。彼は二科会の…[続きを読む]
「抽象芸術」(マルセル・ブリヨン著 瀧口修造・大岡信・東野芳明 訳 紀伊國屋書店)の「Ⅲ 現代抽象美学の形成 」の次の単元は「建築、新しい形態と空間の追求」で、テーマが大きいので分割して書いていますが…[続きを読む]
今日の朝日新聞「折々のことば」より、記事内容を取り上げます。「いいなというときの、モチーフが思いついた瞬間というのは、記憶にないんです。坂本龍一」この言葉に著者の鷲田精一氏がコメントを寄せています。「…[続きを読む]