Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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note > 版画
2025.03.17

「名画を見る眼 Ⅰ」(高階秀爾著 岩波新書)の次の単元はデューラーの「メレンコリア・Ⅰ」とベラスケスの「宮廷の侍女たち」を取り上げています。まずデューラーの銅版画から。「この版画は、つねに『メレンコリ…[続きを読む]

2024.12.30

「世紀末芸術」(高階秀爾著 筑摩書房)の第四章「世紀末芸術の美学」の初めに「象徴主義」の単元があり、これについて気に留めた箇所をピックアップしていきます。最初にオーリエが記した象徴主義の定義から始めま…[続きを読む]

2024.12.18

「世紀末芸術」(高階秀爾著 筑摩書房)の第二章「世紀末芸術の背景」の最後に「遥かな国・遠い国」の単元があり、これについて気に留めた箇所をピックアップしていきます。「18世紀のロココ趣味による見事なスタ…[続きを読む]

2024.12.17

「世紀末芸術」(高階秀爾著 筑摩書房)の「ジャーナリズムの繁栄」について、気に留めた箇所をピックアップしていきます。「ロマン主義の台頭してくる頃から、数多くの新聞や雑誌に美術の欄が登場し、ようやく本格…[続きを読む]

2024.11.14

昨日の夕方、窯入れを行ないました。それによって工房での窯以外の電気が使えず、今日は工房で温度確認を行った後、家内と車で東京都府中市に向かいました。府中市美術館へは幾度となく行ったことがあって、きっと周…[続きを読む]

2024.05.25

週末になりました。今週を振り返ります。今週も毎日工房に通い、陶彫制作に精を出しました。1週間後に迫った図録撮影に向けて、制作は予断を許さない状況になっています。その中で陶彫には焼成という制作工程があり…[続きを読む]

2024.05.23

昨日、陶彫作品の窯入れ準備を行ない、夕方に焼成を開始しました。今朝は窯の温度確認に工房へ出かけてきました。焼成中は窯以外のブレーカーを落としているため、陶彫制作が出来ずに、今日のところは気分転換に展覧…[続きを読む]

2024.05.08

「シュルレアリスムのために」(瀧口修造著 せりか書房)は、個々の芸術家に関しての文章が掲載されています。今回はホワン・ミロとパウル・クレーです。まずミロから。「彼(ミロ)はすでに、あらゆる事物は精神に…[続きを読む]

2024.03.30

週末になりました。今週を振り返ってみたいと思います。今週は毎日工房に通い、陶彫制作に明け暮れていました。水曜日は午前中だけ陶彫制作を行っていて、午後は町田市立国際版画美術館に出かけました。ここで開催さ…[続きを読む]

2024.03.29

町田市立国際版画美術館で開催されている「版画の青春」展の展示作品の中に、版画家水船六洲の作品が数多く展示されていることがわかり、それが契機になって私は同展に足を運びました。私が水船六洲の作品を知ったの…[続きを読む]

2024.03.28

昨日、町田市立国際版画美術館で開催されている「版画の青春」展に行ってきました。副題を「小野忠重と版画運動」と称して、「激動の1930-40年代を版画に刻んだ若者たち」というフレーズもありました。展示作…[続きを読む]

2024.03.27

今日は午前中は工房で陶彫制作に精を出していました。いよいよ3月も終盤になり、私は7月の個展で発表する陶彫立方体の完成状況に焦りを感じています。そのため美術館へ行こうと決めていた今日も、午前中は陶彫制作…[続きを読む]

2023.11.11

週末になりました。今週も相変わらず陶彫制作に精いっぱい取り組んでいましたが、今週は何と言っても月曜日に映画「ゴジラ-1.0」を観に行き、水曜日に東京の美術館に「棟方志功展」に行ったことが印象的でした。…[続きを読む]

2023.11.10

先日見に行った東京国立近代美術館で開催中の「棟方志功展」。回顧展としての代表作品が陳列する中で、いくつか自分の心に響いた作品がありました。有名な「二菩薩釈迦十大弟子」や「華狩頌」も久しぶりに眼前に登場…[続きを読む]

2023.11.09

昨日、東京竹橋にある東京国立近代美術館で開催されている「棟方志功展」を見てきました。副題に「メイキング・オブ・ムナカタ」とあって、版画家の個人史に沿った回顧展になっていました。私は若い頃から棟方板画に…[続きを読む]

2023.11.08

今日は工房での作業を止めて、東京竹橋にある東京国立近代美術館で開催中の「棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」に行ってきました。工房は陶彫の焼成があったために電気が使えず、展覧会に行く契機としては都…[続きを読む]

2023.01.25

「シュルレアリスム宣言・溶ける魚」(アンドレ・ブルトン著 巖谷國士訳 岩波書店)の「溶ける魚」を読み始めました。書籍の前半に掲載されていた「シュルレアリスム宣言」によると、「溶ける魚」はシュルレアリス…[続きを読む]

2022.12.22

銅版画家加藤正さんは、私の大学の先輩で、若い頃から国内外で発表してきました。樹木や植物をテーマに緻密に絡み合う情景を具現化して、それを腐蝕銅板にしてクオリティの高い画面を作り上げていました。若い頃は小…[続きを読む]

2022.10.19

「絵画の黄昏ーエドゥアール・マネの闘争ー」(稲賀繁美著 名古屋大学出版会)は副題を「エドゥアール・マネ没後の闘争」としています。その「第6章 美術行政と美術制度の刷新」の「2 第三共和制初期の美術行政…[続きを読む]

2022.10.14

昨日、国立新美術館で開催中の「自由美術展」に行って、師匠である池田宗弘先生の彫刻と版画の連作を見てきました。師匠は83歳になっても創作意欲は衰えず、作品に込めた社会的メッセージにも力が漲っていました。…[続きを読む]

2022.10.13

今日の午前中は工房で陶彫制作に精を出して、午後から家内を誘って東京六本木の国立新美術館で開催中の「自由美術展」に行って来ました。私は大学で彫刻家の池田宗弘先生から人体塑造の手ほどきを受けていました。池…[続きを読む]

2022.10.12

「絵画の黄昏ーエドゥアール・マネの闘争ー」(稲賀繁美著 名古屋大学出版会)は副題を「エドゥアール・マネ没後の闘争」としています。その「第5章 黄昏あるいは黎明」の「4 瞬時性の美学」についてまとめます…[続きを読む]

2022.06.06

先日、東京汐留にあるパナソニック汐留美術館で開催されている「ピカソ展」に行ってきました。本展はイスラエル博物館所蔵による作品群で、副題を「ひらめきの原点」としています。主な出品作品は版画や素描でしたが…[続きを読む]

2022.01.13

2022年になってRECORDのために新しい印を作ることになりました。印は印用に加工された石材に氏名やそれに類するものを彫っていきます。現在陶彫による集合彫刻を2点作っていますが、それにも新しい印を用…[続きを読む]

2021.12.06

「白光」(朝井まかて著 文藝春秋)の「四章 分かれ道」の後半部分をまとめます。自らの信仰に疑問を持っていた山下りんは、駿河台の教会を離れることを主教に伝えました。りんが聖像画家になるためにロシア留学の…[続きを読む]

2021.12.03

「白光」(朝井まかて著 文藝春秋)の「四章 分かれ道」の前半部分をまとめます。この章から山下りんの帰国から帰国後の生活に入っていきます。「ぺテルブルグを出立したのは明治十六年三月七日の午後一時半、汽車…[続きを読む]

2021.09.29

私が学生だった頃は、現代彫刻に加えて日本の現代版画も存在感を示していて、私もドイツ表現派の影響で素朴な木版画を試みていました。銅版画家池田満寿夫や木版画家棟方志功が大きな国際コンクールで賞に輝いたこと…[続きを読む]

2021.07.26

私の個展の時に書道家と版画家がそれぞれ来廊してくれて、案内状をいただきました。書道家は六本木にある国立新美術館で開催中の「毎日書道展」の漢字部門に出品されていて、今回は賞を取っていました。彼は横浜市の…[続きを読む]

2021.07.22

先日から読み始めた「孤独なる彫刻」(柳原義達著 アルテヴァン)にまだ存命だった巨匠たちと著者が交流していた場面が描かれていて、羨望とともに楽しさを感じました。旧版「孤独なる彫刻」(筑摩書房)にも収めら…[続きを読む]

2021.06.14

先日閉幕した展覧会を取り上げるのは、自分の本意ではありませんが、展覧会の詳しい感想を述べたくてアップすることにしました。画家川瀬巴水のまとまった仕事を見たのは、私にとって初めてではないかと思います。川…[続きを読む]

2021.04.26

先日、大きな企画展を見に行った東京都現代美術館で、「Tokyo Contemporary Art Award2019-2021受賞記念展」が開催されていて、風間サチコ氏の代表作となる巨大な木版画が数多…[続きを読む]