梅雨の時期になったせいか、加齢のせいか、この湿度が高い季節は、私は身体のどこかに具合の悪いところがあって、それを騙し騙し過ごしている感覚があります。加齢と書きましたが、教職に就いていた若い頃から、身体…[続きを読む]
今日の朝日新聞「折々のことば」に掲載された記事より、その内容を取り上げます。「手にしている技術をあまりにも容易に使えるようになると、技術が表現を許すものだけを表現するようになる。イサム・ノグチ」この言…[続きを読む]
日曜日になりました。日曜日は主に創作活動について書いていますが、まだ来年発表予定の新作が具体性を持たず、湧いてきたイメージも曖昧なままです。それでも陶土を混合して、菊練りを行ない、まず陶彫成形の第一歩…[続きを読む]
工房に出入りしているスタッフ2人と最近工房を訪れた台湾人女流アーティストを連れて、今日は川崎市立日本民家園を散策してきました。2人のスタッフは女子美大卒業生と在学中の学生ですが、学生が染織の授業が午前…[続きを読む]
毎回、個展を開催する時には、私は必ず図録を用意しています。幾度となくNOTE(ブログ)に書いていますが、私の彫刻は陶彫部品を組み合わせてひとつの作品にする集合彫刻で、展示する度にスタッフ数人がかりで作…[続きを読む]
当初の予定では25日(日曜日)を図録の撮影日に設定していました。梅雨入り前の不安定な天候があって、どうやら日曜日の午前中は雨が降るようで、それなら一日前倒しして、明日を撮影日に変更しようと考えました。…[続きを読む]
日曜日になりました。毎回日曜日には創作活動に関することを書いています。今日は先週あたりに湧き上がってきた次作のイメージについて、メモを残しておこうと思っています。今までもそうですが、何もないところから…[続きを読む]
深い感動を覚えるのではなく、衝撃もないのですが、頬を撫でられるそよ風の如く、妙に気に留まった言葉がありました。先日朝日新聞に掲載されていたのは、詩人谷川俊太郎の手書きを撮影した画像で、記事には高齢者介…[続きを読む]
日曜日になりました。日曜日は主に創作活動についてNOTE(ブログ)を書いていきます。このところずっと取り組んでいるのは平面作品で、私にとって平面作品とはひとつの視点から鑑賞する作品というざっくりした定…[続きを読む]
現在制作中の新作に「発掘~跨橋~」というタイトルをつけました。従来の作品はイメージを優先して具現化したものが多かったのですが、「発掘~跨橋~」は、まず素材ありきで制作が始まりました。祖父母や両親が住ん…[続きを読む]
「近代絵画史(上)」(高階秀爾著 中公新書)の「第4章 写実主義の擡頭」について気になったところをピックアップしていきます。本章では4人の画家が登場します。まず、クールベ。「この時の(1855年)の個…[続きを読む]
今日の朝日新聞は、誌面を大きく割いて仏像についての記載がありました。私は若い頃から運慶が好きなので、折に触れて仏像を見に行っていますが、新聞の解説を読むと、教職に就いていた頃が思い出されました。私は美…[続きを読む]
陶彫作品の新作に貼る印について述べます。ほとんどの視覚表現の作品には作者のサインがつきます。それがオリジナル作品であるという証拠になり、複数作品が存在する版画にはナンバリングもついています。それを落款…[続きを読む]
今日の朝日新聞「折々のことば」に掲載された記事より、その内容を取り上げます。「だから、欠きたいんだよね。完璧なものではなしに 古川三盛」この言葉に著者の鷲田精一氏がコメントを寄せています。「庭を一幅の…[続きを読む]
今日は新たにホームページのギャラリーページに「発掘~盤景~」をアップしたので、その告知をしたいと思います。「発掘~盤景~」は2021年に東京銀座のギャラリーせいほうで発表した陶彫による集合彫刻です。厚…[続きを読む]
日曜日になりました。日曜日は創作活動についてNOTE(ブログ)に書いていますが、今回は描写について自分が思うところを述べてみます。昨日から新作の平面作品を作り始めていて、板材に鉛筆で全体構成を書いてい…[続きを読む]
日曜日はいつも創作活動に関することを書いています。今回は陶彫による新作のことではなく、視点を変えてみます。先日、池袋の大手書店の芸術書のフロアをブラブラ歩いている時に、昔は頻繁にこんなことをやっていた…[続きを読む]
先日、東京八重洲にあるアーティゾン美術館で開催されている「アルプ展」に行ってきました。正確には「ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ」展で、要するにアルプ夫妻によるデザインや彫刻による2人展なの…[続きを読む]
先日、東京都美術館で開催されている「ミロ展」に行ってきました。日本では幾度となく展覧会をやっているジュアン・ミロですが、今回の展覧会にはミロの世界を概観するのに充分な作品群が揃っているような感覚を持ち…[続きを読む]
昨晩から降り続いていた雪が、今朝はうって変わって晴天となり、すっかり雪はなくなっていました。今日は相原工房に出入りしている若いスタッフを連れて女子美術大学の卒業制作展に行ってきました。そのスタッフは同…[続きを読む]
昨日、工房で夕方に窯入れをして、今日は工房での作業を休まざるを得ない状況を作っていました。そんなこともあって今日は家内と東京の美術館を回って美術鑑賞をしてきました。まず上野の東京都美術館で開催されてい…[続きを読む]
「名画を見る眼 Ⅰ」(高階秀爾著 岩波新書)を読み始めましたが、確か本書は私が学生の頃、一度読んだ記憶があります。もう50年も前のことなので、記憶が朧気です。確か「芸術の意味」(ハーバード・リード著 …[続きを読む]
今日から第46回如月会が始まりました。私は昨年に続き2回目の参加となりました。出品した作品は「発掘~墳構~A」と「発掘~墳構~B」の2点です。その他では昨年のギャラリーせいほうでの個展で配った図録を多…[続きを読む]
日曜日になり、創作活動について書いていきます。今日も朝から夕方まで工房に籠って、古木材の彫り込み加工をやっていました。これは陶彫作品と組み合わせるための作業で、基礎造形と称したらいいのか、陶彫作品をよ…[続きを読む]
昨年から私は横浜市中学校退職校長会(清交会)を母体にしたグループ展に参加しています。校長を退職して3年、人づき合いも少なくなり、昔の仲間と会うこともなくなってきました。7月にある東京銀座ギャラリーせい…[続きを読む]
日曜日になりました。日曜日は創作活動についてNOTE(ブログ)を書いていきます。私が創作として作品を作り始める前に、立体の構造を学ぶ習作時期がありました。それはモデル台に裸像を立たせて、人体塑造を写実…[続きを読む]
週末になりました。休庁期間がこの週末で終了するため、9連休という長い休暇を過ごしている人も少なからずいると思います。今週は2024年から25年に年を跨いだ1週間になりました。こんな1週間であっても、私…[続きを読む]
昨年は親戚の叔父やら叔母が亡くなって喪に服している従姉妹もいるのですが、毎年新年にやっている従姉妹会は新年会の意味合いはないのだろうと思います。というのも、他界した声楽家の叔父の息子が、家内に店の選定…[続きを読む]
2025年の元旦を迎えました。今年は平和でありたいと願いつつ、残念ながら世界には紛争が絶えない場所がかなりあります。日本の周囲でもキナ臭い国際状況があって、わが国の防衛を真剣に議論する機会がきているよ…[続きを読む]
日曜日になり、いつもなら創作活動について書いていますが、今回は新しくロフトの拡張工事が終わり、1階の作業場に置いてあった今年7月に展示した個展の梱包作品を、ロフトに揚げる作業を行いました。一辺20cm…[続きを読む]
今日の朝日新聞「折々のことば」より、記事内容を取り上げます。「油絵は油絵を描くことによってしか進歩しない 瑛九」この言葉に著者の鷲田精一氏がコメントを寄せています。「写真や版画のほか美術評論にも取り…[続きを読む]