Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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note > 陶
2024.03.18

現在作っている陶彫立方体に使う陶土が少なくなり、先日、栃木県益子町の明智鉱業に陶土の注文をしました。まず電話で私が購入予定の陶土がどのくらい在庫があるかを尋ね、それから依頼のファックスを送ることにして…[続きを読む]

2023.11.30

今日は11月最終日です。11月を振り返ると気温の変動が著しく、20度を超える日があったかと思えば、気温一桁の真冬のような日もありました。工房は内壁がないので、工房内温度は外と変わらず、陶彫の作業には厳…[続きを読む]

2023.10.16

今日は朝から窯の業者数人が工房にやってきました。7月の個展前に窯の焼成温度が上がり切らず、一度業者を呼んで見てもらったらヒーター線が1本断線していることが判明しました。(23’4月7日付NOTE参照)…[続きを読む]

2023.08.28

先日、東京駒場にある日本民藝館で開催されている「聖像・仏像・彫像」展に行ってきました。副題を「柳宗悦が見た『彫刻』」とあったことで、私の興味関心は一気に高まっていました。展示されていたのは円空や木喰の…[続きを読む]

2023.07.27

今日付の朝日新聞に面白い記事がありました。「世界各国のTOTOの工場で働く技術者が集まり、トイレなどで使われる衛生陶器作りの技を競う『衛陶技能選手権』が25日、北九州市の同社工場で開かれた。新型コロナ…[続きを読む]

2023.07.02

日曜日になり、いつものように後輩の彫刻家と染織専攻の美大生が工房にやってきていました。今日は梅雨が明けたのではないかと思わせる暑さで、空調施設のない工房内は大変な状況になっていました。とくに私は新作に…[続きを読む]

2023.06.18

日曜日には後輩の彫刻家が工房にやってきて、自らの制作に取り組んでいます。彼は木彫、私は陶彫をやっていて、お互い集中しながら同じ時間帯を過ごしています。私は今日は梱包作業は休んで、新作の陶彫立方体を作っ…[続きを読む]

2023.06.11

個展に出品する作品のために、毎年私は梱包用木箱を用意しています。作品の材質が陶なので、木や石に比べると破損が生じやすく、また陶彫作品保存のためも木箱が必要なのです。毎年作品の大きさはさまざまですが、木…[続きを読む]

2023.04.07

私の工房に設置している窯は、言うなれば電化製品です。先日の焼成で支障があることが判り、今日は業者に来てもらって修理を行いました。窯はいつ設置したものか、NOTE(ブログ)のアーカイブを見てみると、20…[続きを読む]

2022.07.27

「彫刻の歴史」(A・ゴームリー M・ゲイフォード共著 東京書籍)は彫刻家と美術評論家の対話を通して、彫刻の歴史について語っている書籍です。全体で18の項目があり、今日は6番目の「粘土と塑造」について、…[続きを読む]

2022.06.19

今日は7月個展で発表する新作の梱包作業を中断して、来年に向けた最新作の陶彫制作を行ないました。幾つかの陶彫成形が終わって乾燥している作品に、仕上げを施して化粧掛けを行ないました。陶彫作品において、最後…[続きを読む]

2021.06.29

「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の「第二部 ゴーギャンの立体作品」の中の「第5章 タヒチ滞在(1891~1893年)とパリ帰還(1893~1895年)」の「3 《オヴィリ》1」と「4《オヴィリ》2…[続きを読む]

2021.01.29

「知的な手による生命の表現によって、まさしく陶芸を彫刻の高みに引き上げることができると同時に、陶芸の素材によって彫刻を刷新することができるというのがゴーギャンの主張であった。」これは現在読んでいる「中…[続きを読む]

2020.10.25

例年なら11月を目安に窯入れを開始していますが、今年はやや早く10月後半から始めることにしました。幾度となくNOTE(ブログ)に書いてきましたが、陶を素材にした造形で一番重要で、細やかな神経を使い、ま…[続きを読む]

2020.10.24

週末になりました。今日はいつも通り朝から工房に籠って制作三昧の一日でした。陶土を掌で叩いて座布団大のタタラを数枚作り、明日の陶彫成形に備えました。それから彫り込み加飾を行いました。一日の制作時間として…[続きを読む]

2020.07.22

私は20代終わりで海外生活を切り上げて、日本に帰ってきました。海外でイメージを醸成した立体的な世界観を、30代初めになって陶のブロックを組み合わせることで表現できると考えていて、実際にそれが具現化され…[続きを読む]

2020.07.21

「石を聴く」(ヘイデン・ヘレーラ著 北代美和子訳 みすず書房)は「イサム・ノグチの芸術と生涯」を扱った評伝で、今回は第30章「新萬來舎」と第31章「三越デパート『イサム・ノグチ作品展』」のまとめを行い…[続きを読む]

2019.08.28

夏季休暇を利用して徳島県にある大塚国際美術館に出かけ、大塚グループによる大掛かりな陶板による複製品に接してきました。西洋絵画を環境展示、系統展示、テーマ展示と分けて美術史に残る作品を全て網羅している美…[続きを読む]

2019.08.15

今日はどこかへ出かけることはしないで、今年の夏季休暇を振り返る一日にしました。7月末に2日間の夏季休暇を取りました。ここでは新潟県魚沼市を訪れて、江戸時代の彫工石川雲蝶のダイナミックな木彫に触れました…[続きを読む]

2019.08.14

今日は新大阪駅前から出る日帰りバスツアーに参加しました。横浜の自宅からネットで申し込んでいたのでしたが、徳島県鳴門市にある陶板名画を集めた大塚国際美術館を堪能するツアーで、一度行って見たいと思っていた…[続きを読む]

2018.06.28

彫刻の概念は、明治時代以降に西洋から齎されたもので、欧米型の教育システムで育った私は、義務教育で図工・美術科を学び始めた時から、西洋風の立体概念が学習の対象でした。高校、大学時代を通して西洋彫刻に憧れ…[続きを読む]

2017.11.09

東京虎ノ門にある菊池寛実 智美術館で開催している「八木一夫と清水九兵衛 陶芸と彫刻のあいだで」展で、私は2人の巨匠のうちそれぞれ1点ずつの作品を選んで感想を述べたいと思います。まず八木一夫は「歩行」で…[続きを読む]

2017.07.24

「聖別の芸術」(柴辻政彦・米澤有恒著 淡交社)をずいぶん長いこと鞄に入れて持ち歩いていました。やっと読み終えました。「聖別」という西欧の観念をキーワードに現代美術を論じた本書は、自分にとって興味関心が…[続きを読む]

2017.04.12

陶の造形作家荒木高子は2004年に82歳で逝去しています。独特な雰囲気を持つ陶の造形を、私はどこかの展覧会で観たことがあり、忘れられない印象があります。生前の作家にお会いしたことがなく、評論家の文章で…[続きを読む]

2016.03.06

今日も工房で制作三昧の一日を過ごしました。昨日に続き若いスタッフも来ていました。天候が不安定で雨が降ったりしましたが、気温は暖かく工房室内は快適でした。新作である擂り鉢型の大きな作品に相変わらず挑んで…[続きを読む]

2016.02.28

今日も昨日に続いて工房に篭り、制作三昧の一日を過ごしました。まだ題名が決まらない新作の進捗状況ですが、作品全体はちょうど古代ギリシャで見られる円形劇場のような擂り鉢状の造形になる予定です。一番外側にな…[続きを読む]

2015.01.05

「発掘~群塔~」の窯入れを行いました。2015年の初窯入れになります。成形した陶彫に彫り込み加飾を終えて、乾燥すること1ヶ月余りが経った部品が、現在20数点あります。そのうち4点を選んで表面処理を施し…[続きを読む]

2014.09.17

東京両国にある江戸東京博物館に到着した時は、正午を回っていて、朝早くから展覧会を見て歩いていた私は些か疲れもありましたが、表記の展覧会に何とか辿り着きました。江戸東京博物館は国技館の隣にある敷地面積の…[続きを読む]

2014.04.20

「発掘~層塔~」の陶彫部品の成形が全て終わりました。総計92個になりました。当初100個を超える計画を打ち出しましたが、制作時間を考えて床に密着する部分を縮小しました。それでも今までの作品の中で、部品…[続きを読む]

2013.10.04

家業が造園業であったにも関わらず、自分は造園関係の書籍を読んだことがありませんでした。学生の頃、造園の仕事が好きになれなくて、造園を学問として扱うことを避けてきたように思います。実際は自然石を据え付け…[続きを読む]

2013.06.09

作品の梱包用に手間暇かけて木箱を作っています。かつて段ボールに収納してあった陶彫部品ですが、段ボールが変形をしたため、中にある作品が破損する危険性が考えられたので、全て合板による木箱に変えることにした…[続きを読む]