Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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note > 芸術家
2023.09.15

昨日、東京世田谷にある世田谷美術館で開催されている「土方久功と柚木沙弥郎」展に行ってきました。世田谷美術館は砧公園にあり、野外には保田春彦先生の鉄の彫刻が置いてあります。レストランに向かう通路には若林…[続きを読む]

2023.08.22

私は高校時代に美術の専門家を目指すことになり、高校教師に勧められて受験用の予備校に通うことになりました。そこでは石膏像を木炭紙に木炭でデッサンすることから基礎学習が始まりました。石膏像はギリシャ彫刻を…[続きを読む]

2023.06.23

東京都美術館で開催中の「マティス展」。展覧会場の最後を彩るのは「ヴァンス・ロゼリオ礼拝堂」の下書きや構想でした。マティスが第二次世界大戦中に疎開した丘の町ヴァンスにその礼拝堂はあり、カトリック・ドミニ…[続きを読む]

2023.06.22

昨日、上野にある東京都美術館で開催されている「マティス展」に行ってきました。平日で予約したにも関わらず入場口に列ができていて、マティスの人気の高さに驚きました。アンリ・マティスは野獣派(フォーヴィズム…[続きを読む]

2023.06.21

このところ陶彫制作が続き、そろそろどこかの美術館に出かけたいと考えていました。今日は朝のうちに工房に出かけ、個展用の梱包作業をやっていましたが、昼まえに家内を誘い、東京上野にある東京都美術館に行きまし…[続きを読む]

2023.05.24

「像をうつす」(金井直著 赤々舎)を今日から読み始めます。本書はどこかの美術館のギャラリーショップで購入しました。頁を捲ると彫刻家ブランクーシの作品写真がたくさん出てきて、これはどういう書籍なのか確か…[続きを読む]

2023.05.16

「マルセル・デュシャン全著作」(ミシェル・サヌイエ編 北山研二訳 未知谷)を読み終えました。デュシャンは芸術における概念の破壊者であることは伝わりましたが、意味が読み取れないものも結構多かったという感…[続きを読む]

2023.05.15

「マルセル・デュシャン全著作」(ミシェル・サヌイエ編 北山研二訳 未知谷)の「第四章 テクスティキュール」について、留意した箇所を拾います。そもそもテクスティキュールとは何か、小雑文集のことを指します…[続きを読む]

2023.05.08

「マルセル・デュシャン全著作」(ミシェル・サヌイエ編 北山研二訳 未知谷)の「第三章 批評家マルセル・デュシャン」について、実際に数多の芸術家を批評しているデュシャンの文章が残されていて、今回は前回の…[続きを読む]

2023.04.26

「マルセル・デュシャン全著作」(ミシェル・サヌイエ編 北山研二訳 未知谷)の「第三章 批評家マルセル・デュシャン」について、さらに気になった箇所を引用いたします。まず、1955年にNBC放送が撮影した…[続きを読む]

2023.04.25

「マルセル・デュシャン全著作」(ミシェル・サヌイエ編 北山研二訳 未知谷)の「第三章 批評家マルセル・デュシャン」について気になった箇所を引用いたします。まず序文で著者からこんな一文がありました。「こ…[続きを読む]

2023.04.24

「マルセル・デュシャン全著作」(ミシェル・サヌイエ編 北山研二訳 未知谷)の「第二章 ローズ商会」について気になった箇所を引用いたします。本章は前章ほどボリュームがあるわけではなく、デュシャンの造形と…[続きを読む]

2023.04.20

「マルセル・デュシャン全著作」(ミシェル・サヌイエ編 北山研二訳 未知谷)の「第一章 花嫁のヴェール」は、デュシャンの「彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも」という大きなガラスを使った代表作…[続きを読む]

2023.04.19

「マルセル・デュシャン全著作」(ミシェル・サヌイエ編 北山研二訳 未知谷)の「第一章 花嫁のヴェール」は、デュシャンの「彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも」という大きなガラスを使った代表作…[続きを読む]

2023.04.18

「マルセル・デュシャン全著作」(ミシェル・サヌイエ編 北山研二訳 未知谷)の「第一章 花嫁のヴェール」は、デュシャンの「彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも」という大きなガラスを使った代表作…[続きを読む]

2023.04.12

「マルセル・デュシャン全著作」(ミシェル・サヌイエ編 北山研二訳 未知谷)の「第一章 花嫁のヴェール」は多くの単元に分かれていて、そのうち最初の2つの単元で注目した文章を引用いたします。まずその「序文…[続きを読む]

2023.04.11

「マルセル・デュシャン全著作」(ミシェル・サヌイエ編 北山研二訳 未知谷)の巻頭にある「1958年の序文」の中で、気に留めた箇所を引用いたします。著者は序文の中にもマルセル・デュシャンという特異な芸術…[続きを読む]

2023.04.06

「アンドレ・ブルトン伝」(アンリ・べアール著 塚原史・谷正親訳 思潮社)を読み終えました。本書はシュルレアリスムの提唱者である詩人アンドレ・ブルトンの詳細な伝記である一方、シュルレアリスムとは何かとい…[続きを読む]

2023.04.04

「アンドレ・ブルトン伝」(アンリ・べアール著 塚原史・谷正親訳 思潮社)の「第Ⅵ部 沸き立つモラル」の「第二章 互いの中の互い」についてまとめます。「歴史とともに歩み、歴史に判断を下すためにじゅうぶん…[続きを読む]

2023.04.03

「アンドレ・ブルトン伝」(アンリ・べアール著 塚原史・谷正親訳 思潮社)の「第Ⅵ部 沸き立つモラル」の「第一章 上昇記号」(後)についてまとめます。「アルベルト・アインシュタインの核戦争の危機に関する…[続きを読む]

2023.03.30

「アンドレ・ブルトン伝」(アンリ・べアール著 塚原史・谷正親訳 思潮社)の「第Ⅵ部 沸き立つモラル」の「第一章 上昇記号」(前)についてまとめます。「シュルレアリスムのモラル上の欲求を維持すること、そ…[続きを読む]

2023.03.28

先日行った美術館でギャラリーショップに立ち寄りました。美術館のギャラリーショップの書籍欄には、一般的な書店では販売していない美術の専門書が数多く置いてあって、私は購買欲をそそられます。多少値が張るもの…[続きを読む]

2023.03.16

「アンドレ・ブルトン伝」(アンリ・べアール著 塚原史・谷正親訳 思潮社)の「第Ⅳ部 革命の警鐘」の「第一章 彷徨から遭遇へ」(後)についてまとめます。「象徴主義の頃とおなじで、裁判において共産主義は無…[続きを読む]

2023.03.15

「アンドレ・ブルトン伝」(アンリ・べアール著 塚原史・谷正親訳 思潮社)の「第Ⅳ部 革命の警鐘」の「第一章 彷徨から遭遇へ」(前)についてまとめます。「第Ⅳ部」にはシュルレアリスムを推進していく上でさ…[続きを読む]

2023.03.10

「アンドレ・ブルトン伝」(アンリ・べアール著 塚原史・谷正親訳 思潮社)の「第Ⅲ部 シュルレアリスム革命」の「第二章 絶望に終止符を打つ」についてまとめます。ここは主にシュルレアリスムと政治行動につい…[続きを読む]

2023.03.07

「アンドレ・ブルトン伝」(アンリ・べアール著 塚原史・谷正親訳 思潮社)の「第Ⅱ部 ダダからシュルレアリスムまで」の「第二章 ゆるやかな運動」についてまとめます。「ある晩、4,5人の仲間がアンドレ・ブ…[続きを読む]

2023.01.21

週末になりました。今週を振り返ってみたいと思います。今週は美術館や映画館に鑑賞に出かけることもなく、毎日朝から夕方まで陶彫制作に励んでいました。現在作っている新作は同じ大きさの立方体にそれぞれ異なる彫…[続きを読む]

2023.01.20

昨日、NOTE(ブログ)にジョセフ・コーネルの作品について書きましたが、同じDIC川村記念美術館の常設展示に、ロシア系ユダヤ人でアメリカ国籍のマーク・ロスコの巨大な絵画を展示した「ロスコ・ルーム」があ…[続きを読む]

2023.01.19

シュルレアリスムに関する書籍を読んでいる最中に、箱による造形作品を作ったアメリカ人芸術家のジョセフ・コーネルに思いを馳せていました。シュルレアリスムの代表選手の中では誰もが知る巨匠とは言えませんが、私…[続きを読む]