「美学事始」(神林恒道著 勁草書房)の「第二部 芸術論の展開」の「3 浪漫主義と日本」を前後半に分けてまとめます。今回はその後半部分ですが、日本浪漫派と称される人たちの考え方を中心に据えています。「ロ…[続きを読む]
「美学事始」(神林恒道著 勁草書房)の「第二部 芸術論の展開」の「3 浪漫主義と日本」を前後半に分けてまとめます。浪漫主義と聞くと私には不思議な感慨が込み上げてきます。「日本の近代において、西欧から写…[続きを読む]
「美学事始」(神林恒道著 勁草書房)の第一部「美学と美術史」のうち「5 『美学』は『批評』にとって有効か」についてまとめます。この単元が第一部の最終単元になるため、今までの振り返りが述べられていて、そ…[続きを読む]
「ウィーン工房」(角田朋子著 彩流社)の「第三章 設立構想と初期理念」の後半部分をまとめます。ここではウィーン工房の組織形態や、様式の特徴である幾何学的ユーゲントシュティールについて述べられています。…[続きを読む]
「バウハウス-歴史と理念」(利光功著 株マイブックサービス)の「ニューバウハウス エピローグもうひとつ」をまとめます。「バウハウスは1933年ベルリンにおいてナチスの弾圧のもとに消滅した。しかしこの消…[続きを読む]
「バウハウス-歴史と理念」(利光功著 株マイブックサービス)の「ベルリンのバウハウス エピローグ 首都での閃光」をまとめます。この章は番号ではなくエピローグ(終章)になっています。「ベルリンへ大部分の…[続きを読む]
「バウハウス-歴史と理念」(利光功著 株マイブックサービス)の「第七章 デッサウのバウハウス その三 ミース・ファン・デル・ローエの時代」をまとめます。新しい学長として就任したミース・ファン・デル・ロ…[続きを読む]
「バウハウス-歴史と理念」(利光功著 株マイブックサービス)の「第六章 デッサウのバウハウス その二 ハネス・マイアーの時代」をまとめます。グロピウスの後任として建築家ハネス・マイアーがバウハウス校長…[続きを読む]
「バウハウス-歴史と理念」(利光功著 株マイブックサービス)の「第五章 デッサウのバウハウス その一 造形大学へ」をまとめます。ヴァイマルからデッサウへ移転することになったバウハウス。「ここにグロピウ…[続きを読む]
「バウハウス-歴史と理念」(利光功著 株マイブックサービス)の「第四章 ヴァイマルのバウハウス その三 飛躍から閉鎖まで」の後半部分をまとめます。ここでモホリ=ナギがバウハウスに雇われます。「当時モホ…[続きを読む]
「バウハウス-歴史と理念」(利光功著 株マイブックサービス)の「第四章 ヴァイマルのバウハウス その三 飛躍から閉鎖まで」の前半部分をまとめます。「工作教育は集団的な建築作業のための重要な前提である。…[続きを読む]
「バウハウス-歴史と理念」(利光功著 株マイブックサービス)の「第三章 ヴァイマルのバウハウス その二 工房教育」の後半部分をまとめます。ここではバウハウスを世界的に有名にした存在感のある芸術家たちが…[続きを読む]
「バウハウス-歴史と理念」(利光功著 株マイブックサービス)の「第三章 ヴァイマルのバウハウス その二 工房教育」の前半部分をまとめます。「少くともバウハウス発足当初においては工房の基本設備が整わず、…[続きを読む]
「バウハウス-歴史と理念」(利光功著 株マイブックサービス)の「第二章 ヴァイマルのバウハウス その一 草創期」をまとめます。グロピウスがバウハウスで新たに招聘したのは画家ファイニンガー、彫刻家マルク…[続きを読む]
「バウハウス-歴史と理念」(利光功著 株マイブックサービス)の「第一章 バウハウスへの道」をまとめます。バウハウスが設立される動機には、当時の芸術界の様子や時代背景がありました。「芸術はたがいに分離し…[続きを読む]
「バウハウス-歴史と理念」(利光功著 株マイブックサービス)を今日から読み始めます。バウハウスは建築の家と言う意味のドイツ語で、1919年に創立された風変わりな美術学校です。建築家ヴァルター・グロピウ…[続きを読む]
今日も昨日に続いて工房に篭って、一日中新作の板材に刳り貫き作業をやっていました。今日の話題は制作のことではなく、川崎市の洋菓子店から送ってもらったシュトーレンのことについて書いていきます。今を遡ること…[続きを読む]
日本に住んでいると民族問題が皆無とは言えないにしても、やはり国々が犇めく大陸に比べれば少ないように感じています。とくに各国を追われイスラエルを建国したユダヤ人に関する問題は、私たちには分からない部分も…[続きを読む]
現代美術を牽引してきたドイツ人芸術家ヨーゼフ・ボイス。1986年に65歳で逝去したボイスはどんな人物だったのか、このNOTE(ブログ)でも過去に幾度となく取り上げてきました。横浜のミニシアターでボイス…[続きを読む]
昨日、埼玉県立近代美術館で開催中の「ボイス+パレルモ」展に行って来ました。戦後を代表する現代アーティストのヨーゼフ・ボイスと愛弟子のブリンキー・パレルモ。私はパレルモの作品を見るのは初めてでした。展覧…[続きを読む]
昨日、家内と東京両国にある江戸東京博物館で開催されている「古代エジプト展」に行ってきました。展覧会に行くのは久しぶりで、たっぷり一日をかけて企画展と常設展を見て回りました。例年なら時間がない中で焦って…[続きを読む]
「形式論理学と超越論的論理学」(エトムント・フッサール著 立松弘孝訳 みすず書房)の小節のまとめを行います。第二篇「形式論理学から超越論的論理学」の第2章「超越論的ー論理学的な問題設定の最後の諸疑問、…[続きを読む]
昨日の朝日新聞にあった「折々のことば」(鷲田清一著)に興味関心のある記事が掲載されていました。全文書き出します。「百パーセントのアルコールがないように、百パーセントの真理というものはありませんね。ジー…[続きを読む]
先日見に行った東京ステーション・ギャラリーで開催中の「きたれ、バウハウス」展では、バウハウスの教壇に立っていたドイツ人画家パウル・クレーの作品の他に、クレーに師事した学生たちの作品もあり、大いに興味を…[続きを読む]
先日、東京駅にあるステーション・ギャラリーで開催中の「きたれ、バウハウス」展に行ってきました。バウハウスとはドイツ語で「建築の館」という意味です。1919年に建築家ヴァルター・グロピウスによって設立さ…[続きを読む]
今日は夏季休暇を取得して、前から計画していた東京の展覧会等の散策に出かけました。先日も夏季休暇を使って「江戸東京たてもの園」に行ったばかりですが、今日も建築に纏わる散策になりました。例年なら夏季休暇を…[続きを読む]
昨晩、何気なく見ていたテレビからアニメ「メトロポリス」が流れてきて、思わず見入ってしまいました。手塚治虫原作、大友克洋脚本、りんたろう監督によるSF映画で、私は映画の存在は知っていたものの、これは初め…[続きを読む]
昨日、長野県の山里に住む師匠の池田宗弘先生から一冊の絵本が送られてきました。「人生の選択 デーケン少年のナチへの抵抗」というタイトルがつけられた絵本で、これは明らかに子供向けではなく、大人を対象とする…[続きを読む]
先日、横浜の伊勢佐木町にあるミニシアターに映画「ヨーゼフ・ボイスは挑発する」を観に行きました。20世紀ドイツで最も有名な芸術家と言えばヨーゼフ・ボイスです。私が大学で彫刻を学んでいた頃に、ボイスが来日…[続きを読む]
昨晩、常連になっている横浜のミニシアターにドイツ、フランス、ポーランド合作の映画「小さな独裁者」を観に行きました。これはドイツ人兵士ヴァリー・ヘロルトの実話に基づいた物語で、図録によると「1945年4…[続きを読む]
今日は朝から雨が降っていました。春は雨が降るたび木々が芽吹き、工房周辺の植木畑にも自然の彩を添えていきます。三寒四温とはよく言ったもので、昨日までの暖かさは長く続かず、今日は暖房がなくてはいられないほ…[続きを読む]