Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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note > ウィーン
2024.03.31

今日は日曜日で、3月の最終日でもあります。私は教職を長く勤めた習慣で、年度末という意識がいまだに抜けません。私が日々メモしている小さな手帳も今日が最終日になっていて、明日から新しい手帳に切り替わるので…[続きを読む]

2024.02.01

今日から2月です。昨日のNOTE(ブログ)にも書きましたが、叔父の下野昇が亡くなって今日が告別式でした。叔父は声楽家で昨年の4月にはテノール・リサイタルを横浜で開いています。叔父は家内の叔母と結婚した…[続きを読む]

2023.12.25

世界中から「メリークリスマス」という挨拶が聞こえてきます。この日だけは平和で穏やかに過ごしたいという思いが伝わってくるのは私だけではないはずです。12月25日はキリストの降誕を記念する日とされていて、…[続きを読む]

2023.12.01

12月になりました。今日は工房で作業をした後、川崎に住む友人の店に出かけました。ヨーロッパでこの季節に食べられているドライフルーツが入った保存用のパン・シュトレンを、私は大量に注文していて、それを受け…[続きを読む]

2023.06.12

昨日の朝日新聞「折々のことば」に「孤独でいるために、まわりに人を必要とする」という池内紀氏の言葉が掲載されていました。「『とびきり静かな場所』があってこそウィーンは音楽の都なのだと、ドイツ文学者は言う…[続きを読む]

2023.05.23

「グスタフ・クリムトの世界」(海野弘 解説・監修 パイインターナショナル)のほとんどの内容がクリムトの描く女性で占められています。私にとって苦手な女性表現をクリムトは得意としていて羨ましい限りですが、…[続きを読む]

2023.05.22

「グスタフ・クリムトの世界」(海野弘 解説・監修 パイインターナショナル)を読んでいると、40年前の記憶が甦ってきます。私は1980年から85年までウィーンに住んでいました。とくに「世紀末ウィーン夢紀…[続きを読む]

2023.05.19

「グスタフ・クリムトの世界」(海野弘 解説・監修 パイインターナショナル)は書籍の扉から読むことはせず、気になった箇所の頁を開き、部分的に読み込んでいます。私が20代の頃、ウィーンに5年間暮らしていて…[続きを読む]

2023.04.21

現在読んでいる「マルセル・デュシャン全著作」(ミシェル・サヌイエ編 北山研二訳 未知谷)と並行して「グスタフ・クリムトの世界」(海野弘 解説・監修 パイインターナショナル)を読み始めました。本書の副題…[続きを読む]

2023.04.01

4月に入り、最初の週末を迎えました。4月の創作活動に対する目標は、別稿を起こして改めて書いてみようと思います。今日は叔父である下野昇のテノールリサイタルについて感想を述べます。親戚を褒める手前味噌な感…[続きを読む]

2023.02.22

東京都美術館で開催されている「エゴン・シーレ展」。シーレと言えば自画像や裸婦像に目がいきがちですが、私が個人的に思いをもっているのは風景画です。私は若い頃、ウイーンに滞在していたにも関わらず、レオポル…[続きを読む]

2023.02.21

東京上野の東京都美術館で「エゴン・シーレ展」が開催されているので、先日見てきました。画家エゴン・シーレは私がウィーン滞在から帰った1985年には、今ほど知られた画家ではなかったと記憶していますが、現在…[続きを読む]

2023.02.18

週末になりました。今週を振り返ってみたいと思います。今週も相変わらず工房に通っていました。陶彫制作で言えば、毎日同じ時間帯に陶土に触れて、いつものように創作活動に精を出していて、同じような日常が流れて…[続きを読む]

2023.02.17

「早熟な天才だったシーレは、『露悪的で非道徳』との批判を受けつつも、多くの作品を残した。だが、第一次世界大戦が始まり、兵役で創作活動が一時困難になる。終戦の直前にスペイン風邪で亡くなった。その時代をた…[続きを読む]

2022.12.20

先日、「機能と装飾のポリフォニー」展を東京都庭園美術館に見に行きました。昨日のNOTE(ブログ)に会場で購入した図録を利用して、その全容を書きましたが、私自身が心を動かされた作品を今回は取り上げたいと…[続きを読む]

2022.12.17

週末になりました。このところ土曜日にいろいろな予定があって、1週間の振り返りが日曜日になるケースが増えています。今日も東京白金台にある東京都庭園美術館に、工房に出入りしている美大生と一緒に行って来まし…[続きを読む]

2022.11.27

1週間の振り返りは土曜日にやっていますが、先週も今週も土曜日は美術館で開催している展覧会に出かけてしまったので、振り返りは今日行います。先週の日曜日から昨日の土曜日までを振り返ると、多様な活動をしてい…[続きを読む]

2022.11.25

STOLLEN(独語シュトレン)とは坑道の意味で、トンネル状になった菓子パンのことを言います。ドイツやオーストリアではクリスマスの1ヶ月前から少しずつ輪切りにして食べていく習慣があります。今でこそ日本…[続きを読む]

2022.11.13

週末は自らの創作活動である陶彫制作について書くことにしています。表題の擬古物陶製彫刻というのは、現在読んでいる「一期は夢よ 鴨居玲」(日動出版)の著者瀧悌三氏が、私の作品を評して名付けた語句です。私の…[続きを読む]

2022.10.09

三連休の中日です。今日は美大受験生が工房に来ていました。私は土練機を回し、数枚の座布団大のタタラを掌で叩いて作っていました。これは陶彫成形や彫り込み加飾の前段階で行なう肉体労働で、今日は気温が下がって…[続きを読む]

2022.09.11

今日はいつもより気温が低かったので、朝から夕方3時過ぎまで工房で過ごしました。午後は工房に蒸し暑さが篭るようで、身体には辛い時間帯でしたが、やらなければならない作業があったので、暫し時間を忘れて取り組…[続きを読む]

2022.06.11

週末になりました。今週を振り返ると7月個展に向けた準備として作品の梱包を始めました。木工土台のビニールシートによる梱包は大体終わったので、これからは陶彫部品を収める木箱を作り始めることにします。ビニー…[続きを読む]

2022.05.12

「オットー・ワーグナー建築作品集」(川向正人著・関谷正昭写真 東京美術)の「第3章 『近代建築』の永遠化を求めて」をまとめます。本書はこの第3章が最終章になります。ここではワーグナーの代表作であるウィ…[続きを読む]

2022.05.09

「オットー・ワーグナー建築作品集」(川向正人著・関谷正昭写真 東京美術)の「第2章 歴史主義からの離脱」をまとめます。私が20代の頃、ウィーンに住んで楽しかったことはシュトラーセンバーン(路面電車)と…[続きを読む]

2022.05.04

「ウィーン工房」(角田朋子著 彩流社)を読み終えました。20代の5年間をウィーンで過ごした私にとって本書には特別な思いがありました。国立応用芸術博物館に展示されていたウィーン工房の製品の数々やウィーン…[続きを読む]

2022.05.03

「ウィーン工房」(角田朋子著 彩流社)の「第七章 1920年代から終焉まで」の後半部分をまとめます。ここでは1925年にパリで開催された「現代産業装飾芸術国際博覧会」でデザインの現象となった「アール・…[続きを読む]

2022.05.02

「ウィーン工房」(角田朋子著 彩流社)の「第七章 1920年代から終焉まで」の前半部分をまとめます。この第七章が本書の最終章になります。ここでは敗戦を迎えたオーストリア・デザイン界の状況が述べられてい…[続きを読む]

2022.04.28

「ウィーン工房」(角田朋子著 彩流社)の「第六章 第一次世界大戦下の活動」の後半部分をまとめます。ここではデザイン教育について取り上げています。「女性メンバーに共通する明るさ、軽快さ、優美さを伴う装飾…[続きを読む]