「ウィーン工房」(角田朋子著 彩流社)の「第五章 『ウィーン工房』のブランド確立へ」の後半部分をまとめます。ここではドイツ並びにオーストリア工作連盟について書かれていました。「クンストシャウの前年、1…[続きを読む]
「ウィーン工房」(角田朋子著 彩流社)の「第五章 『ウィーン工房』のブランド確立へ」の前半部分をまとめます。ここではまずウィーン分離派の決裂について触れています。「そもそも分離派は、ウィーン造形芸術家…[続きを読む]
「ウィーン工房」(角田朋子著 彩流社)の「第四章 理想と経営のはざまで」の後半部分をまとめます。ウィーン工房は採算性向上のために製品領域の拡大と顧客好みのデザインの創作を取り入れ、所謂企業経営に舵を切…[続きを読む]
「ウィーン工房」(角田朋子著 彩流社)の「第四章 理想と経営のはざまで」の前半部分をまとめます。「ウィーン工房での採算性を度外視した贅沢なものづくりは、会社の財政難を常態化させた。経営陣はコスト管理に…[続きを読む]
「ウィーン工房」(角田朋子著 彩流社)の「第三章 設立構想と初期理念」の後半部分をまとめます。ここではウィーン工房の組織形態や、様式の特徴である幾何学的ユーゲントシュティールについて述べられています。…[続きを読む]
「ウィーン工房」(角田朋子著 彩流社)の「第三章 設立構想と初期理念」の前半部分をまとめます。年代で言えば1900年から1906年で、ウィーン工房設立までの出来事が記されています。「クンストゲヴェルベ…[続きを読む]
「ウィーン工房」(角田朋子著 彩流社)の「第二章 ウィーン工房誕生の布石」をまとめます。この章は3つの内容で成り立っています。まず1900年以前のクンストゲヴェルベシューレ(美術工芸学校)における工芸…[続きを読む]
「ウィーン工房」(角田朋子著 彩流社)の「第一章 オーストリア近代デザイン運動の胎動」の後半部分をまとめます。ここでも内容を2つに絞ります。一つは帝国立オーストリア芸術産業博物館の開館に関することです…[続きを読む]
「ウィーン工房」(角田朋子著 彩流社)の「第一章 オーストリア近代デザイン運動の胎動」の前半部分をまとめます。ここでは2つの内容に絞ります。まず英国アーツ・アンド・クラフツ運動について。「アーツ・アン…[続きを読む]
「ウィーン工房」(角田朋子著 彩流社)は序論に続く第1章から第7章までの内容があり、最後に結論があります。まず今回は序論をまとめます。オーストリアのデザイン史の導入として「従来ドイツ語圏の近代デザイン…[続きを読む]
「ウィーン工房」(角田朋子著 彩流社)を今日から読み始めます。本書はオーストリアで出版されたウィーン工房に関する書籍の翻訳ではなく、著者が博士論文としてまとめあげたもので、綿密に計算された骨子(章)に…[続きを読む]
東京丸の内にある三菱一号館美術館で開催されている「上野リチ展」に先日行ってきました。上野リチは1893年にフェリーツェ・リックスとしてウィーンに生まれた人で、両親はユダヤ系です。日本人建築家上野伊三郎…[続きを読む]
3月に入って最初の週末を迎えました。今日は気温が上昇し春一番が吹きました。工房周辺は終日風の音がしていました。昨日は新型コロナウイルス感染症の3回目の接種日で、家内と私は東京の大手町まで出かけました。…[続きを読む]
新型コロナウイルス感染症の3回目の接種券が届いたので、1・2回目と同じ自衛隊東京大規模接種センターに予約を入れ、今日ワクチンの接種に行ってきました。前回は家内と別々の日程にして出かけたのですが、副反応…[続きを読む]
「バウハウス-歴史と理念」(利光功著 株マイブックサービス)の「第二章 ヴァイマルのバウハウス その一 草創期」をまとめます。グロピウスがバウハウスで新たに招聘したのは画家ファイニンガー、彫刻家マルク…[続きを読む]
週末になりました。今日はクリスマスです。クリスマスはキリスト降誕祭のことで、キリスト教が世界的に普及しているため、どこの国でもキリスト教を宗教的や文化的に祝うものです。クリスマスでは国によってさまざま…[続きを読む]
「バウハウス-歴史と理念」(利光功著 株マイブックサービス)を今日から読み始めます。バウハウスは建築の家と言う意味のドイツ語で、1919年に創立された風変わりな美術学校です。建築家ヴァルター・グロピウ…[続きを読む]
今日も昨日に続いて工房に篭って、一日中新作の板材に刳り貫き作業をやっていました。今日の話題は制作のことではなく、川崎市の洋菓子店から送ってもらったシュトーレンのことについて書いていきます。今を遡ること…[続きを読む]
日本に住んでいると民族問題が皆無とは言えないにしても、やはり国々が犇めく大陸に比べれば少ないように感じています。とくに各国を追われイスラエルを建国したユダヤ人に関する問題は、私たちには分からない部分も…[続きを読む]
週末になりました。今日は工房の作業を止めて、東京神保町にある岩波ホールに出かけました。岩波ホールは久しぶりに来ました。ここは学生の頃から通い続けているミニシアターですが、新型コロナウイルス感染症の影響…[続きを読む]
横浜山下町にある人形の家で「灯りの魔法 魅惑のドールハウス」展が開催されています。家内がその情報を仕入れ、是非見に行きたいと言ってきたので、今日の夕方になって横浜人形の家に行ってきました。家内は美大で…[続きを読む]
先日、東京竹橋にある東京国立近代美術館で開催されている「あやしい絵展」に家内と行ってきました。ウィークディにも関わらず鑑賞者が多く、コロナ渦の影響もあってネットでチケットを申し込む方法は定着したように…[続きを読む]
画家サイトユフジさんが東京の京橋にあるギャラリー東京ユマニテで個展を開催しているので、家内と見て来ました。私は20代の頃、オーストリアの首都ウィーンに滞在していましたが、サイトさんはその頃既にウィーン…[続きを読む]
「知的な手による生命の表現によって、まさしく陶芸を彫刻の高みに引き上げることができると同時に、陶芸の素材によって彫刻を刷新することができるというのがゴーギャンの主張であった。」これは現在読んでいる「中…[続きを読む]
昨日の朝日新聞にあった「折々のことば」(鷲田清一著)に興味関心のある記事が掲載されていました。全文書き出します。「百パーセントのアルコールがないように、百パーセントの真理というものはありませんね。ジー…[続きを読む]
「建築とは何か 藤森照信の言葉」(藤森照信他著者多数 エクスナレッジ)の「白井晟一の素人性と縄文的なるもの」のまとめを行います。本書はこの単元から著者がインタビューに答える形式になり、会話の気楽さがあ…[続きを読む]
先日、友人のパティシエが営む菓子店から大量のシュトレンをいただいてきました。西欧に滞在経験のある人なら、味が懐かしいと思うシュトレンですが、最近は日本のベーカリーでもシュトレンを売り出しています。私が…[続きを読む]
12月に入って最初の週末です。朝から工房に篭って陶彫制作三昧でした。小さな陶彫成形をひとつ作り、その他の時間は彫り込み加飾をやっていました。窯から2点の陶彫部品を出しました。あれこれやっているうちに時…[続きを読む]
週末になりました。朝7時に工房に出かけ、10時までの3時間、新作の彫り込み加飾をやっていました。早朝制作を遂行したのは、今日は東京と横浜の博物館や美術館へ行く予定があったためでした。いつもならNOTE…[続きを読む]
私は20代終わりで海外生活を切り上げて、日本に帰ってきました。海外でイメージを醸成した立体的な世界観を、30代初めになって陶のブロックを組み合わせることで表現できると考えていて、実際にそれが具現化され…[続きを読む]
陶彫部品を組み合わせて集合彫刻にしていく私の作品は、30代の半ばから始まりました。20代のうちは単体で彫刻を作っていました。習作期はほとんど人体塑造ばかりで、それによって立体構造の捉えを学んでいたので…[続きを読む]