Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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最初の週末に春一番
3月に入って最初の週末を迎えました。今日は気温が上昇し春一番が吹きました。工房周辺は終日風の音がしていました。昨日は新型コロナウイルス感染症の3回目の接種日で、家内と私は東京の大手町まで出かけました。私はワクチンを打った腕が痛かったのですが、家内は発熱こそないものの体調を崩しました。3回目のワクチンでも副反応が出るのかなぁと実感しました。マスコミは連日、ロシアのウクライナ侵攻を伝え、避難している家族や子供たちの様子を流しています。信じられないことが目の前で行われていることに私は動揺を隠せません。また、北京パラリンピックも今週開幕しました。パラリンピアンの活躍をじっくり観たいところですが、ウクライナの現地報道が余りにも壮絶で、スポーツの祭典は二の次になっています。本当に何が起こるか分からない世界情勢に、私も何か役に立てないだろうかと考える1週間になりました。今日は土曜日なので、今週の制作状況を記していきます。接種に行った金曜日以外は、ずっと工房に通い、大規模作品の土台部分を作っていました。厚板材に三角形文様の刳り貫きを始めていて、月曜日には厚板材を追加購入してきました。接種に行った金曜日は、接種のついでに三菱一号館美術館で開催中の「上野リチ展」を見て来ました。リチはウィーン生まれということもあって、私が数十年前に住んでいたウィーンのことを思い出しました。今週は充実した1週間だったのですが、正直なところ陶彫によるRECORD立体版と大規模作品の土台作りの兼ね合いが難しく、一日のうちでどちらかに腰が入ってしまい、バランスよく双方を作ることができていません。木彫と陶彫という技法の違いからくる仕事の段取りが上手くいかない理由です。それと発表を考えた時に、今夏個展をする大規模作品に気持ちが引きずられているのも確かです。焦る気持ちはありませんが、もう少しどうにかならないか検討中です。