2026.05.22
このところ工房での作業を後回しにする日が続いています。一昨日と昨日は映画の上映時間によって午前中から横浜の中心部へ出かけなくてはならなかったのですが、今日は地元の市立中学校で開催される学校運営協議会に参加するために、工房での制作は午後にしました。私は5年前に教職を退職しました。地元の市立中学校から声がかかったのは、ちょうど退職の機会でもあったので引き受けました。今も年間数回は中学校にお邪魔していますが、教職に就いていた頃の記憶が甦ります。普段は創作活動の事ばかり考えているので、教職のことは頭から抜け落ちています。学校運営協議会にいると、さまざまなことが思い出されて、私も教員として右往左往しているうちにいろいろなことを経験してきたんだなぁと改めて思います。今日は不登校生徒のことが話題に上がって、私にもあの子はどうしているんだろう、この子はどうしたんだろうと、その子の顔を浮かべながらあれこれ思い出すこともあります。校長をやっていると授業単位が足りていない不登校生徒と必ず面接を行ないます。本人が希望しなければ、留年はありません。不登校生徒の中には特定能力に特化した子もいて、その能力に私自身が関心をすることも屡々あり、その能力を伸ばすためには、何も集団の中にいなくてもいいのではないかと思っていました。自分が足りないと感じたら、そこを勉強して補えればよいと私は考えるに至り、それが本当の学習の在り方だろうと思います。私は専門性の強い大学までいって、漸く初めて本当の意味での学習の在り方に気づいたのでした。そこに着目せず、集団教育体制を培ってきた従来の日本の教育施策は見直す時期がきていると感じます。ただし、集団でなければ学べないことがあるのも事実です。常に他人のことを思いやる心を育てたのは集団教育で、それが国際的に見ると日本人の美徳になっているからです。教育のことを考えると止めどもなくなってしまうので、ここまでにしますが、今の私には学校運営協議会だけで充分だなぁと思います。