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note

週末 新聞記事より「春の味覚」
日曜日になりました。日曜日は創作活動についてNOTE(ブログ)を書いていますが、今回は趣向を変えて、今日の新聞記事より季節満載の話題を取り上げます。「(漫画家でエッセイストの東海林さだおさんが)今月、88歳で亡くなった。週刊朝日の連載『あれも食いたい   これも食いたい』では、40年近くあらゆる食べ物を取り上げた。独特のオノマトペとともに、誰にも身近な日常を紡ぎ続けた。原点には幼き日の飢えがあった。戦中に東京から山梨に疎開し、戦後も栃木で暮らした。主食はすいとんやサツマイモばかり。春になれば、おかずは朝から晩まで裏山から採ってきたワラビだった。『いつもおなかをすかしていましたね』と取材に答えている。春の味覚のなかでも好んだのがタケノコだった。魅力は、えぐみとともに、節の間に詰め込まれた『山里の竹林の空気』だと。そこには、少年の頃の追憶も混じっていただろう。連載でも、竹林に生えているタケノコをそのまま焼いて食べる『地獄焼き』を取り上げた。我が家近くのスーパーも、この時期は青果売り場の一角を春の恵みが占める。タケノコは福岡、タラノメは新潟、ウドは群馬。みな質素だが、精気に満ちた顔ぶれが集う。東海林さんに倣ってタケノコをゆでた。米ぬかとともに小一時間、台所に土の香りが漂った。」これは「天声人語」の記事で、政治色がない内容に私は思わず気を留めてしまいます。我が家にも亡父が残してくれた山林に僅かばかりの竹林があって、タケノコが出ています。近所の人たちがタケノコ掘りにやってきて、それを我が家にも分けてくれます。スーパーで売られている調理済みの食品とは違い、自然の恵みを口に運ぶまでは大変な手間がかかると家内は言いますが、自然から採れたばかりの青果は格別な味がするもので、それだけで食事が進みます。日本は四季によってさまざまな味覚が味わえますが、最近の気候変動の影響によって、この四季の味覚をずっと守り続けていけるのか甚だ心配です。そんなことも頭を過る昨今の事情です。