Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 陶彫制作&映画館へ…
週末になりました。お盆休み真っ只中ですが、今週を振り返りたいと思います。今週は毎日工房に通い、陶彫制作に明け暮れていました。ただ、毎日蒸し暑いので制作時間は午前中に限っていました。現在作っているRECORD立体版の制作サイクルがゆっくり回り始めていて、調子としては良くなっていると感じています。水曜日の午後は2回目の歯科治療に行ってきました。残りの日は何かと用事がありましたが、特別なことはありませんでした。今日の午後はお盆の墓参りを予定していたのですが、台風が関東に近づいていて、時折激しい雨が降っていたため、墓参りは明日に延期しました。時間が空いたので今日は横浜のミニシアターに映画を観に行くことにしました。今回は私一人で出かけました。観たのはポーランド映画の「アウシュヴィッツのチャンピオン」です。ホロコーストを描いた映画は今までも数々あって、私は折に触れて観てきたのですが、本作はまるでドラマのような実話を基にした映画でした。アウシュヴィッツ強制収容所の中で施設を管轄するドイツ・ナチス親衛隊の娯楽のために、囚人がボクシングの試合を行なった事実を、その証言を下地にして作られていました。アウシュヴィッツ強制収容所と言えば、ユダヤ人大量虐殺があまりにも有名ですが、そんな環境でこんなエピソードがあったとは私は知る由もありませんでした。囚人が抱く絶望の暗闇の中に、一筋の光があったことが本当に信じられませんでしたが、ボクサーのタデウシュ・テディ・ピエトシコフスキは、歴史の事実としてそこを生き抜き、戦後も生きた証人として学校スポーツの教育者になり、生涯を全うしています。詳しい感想は後日改めますが、壮絶な背景の中でも、生きることに希望を捨てずにいた主人公に、沸々とした力をもらいました。