Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

週末 制作&映画鑑賞
週末になりました。今週の創作活動を振り返ってみたいと思います。今週も相変わらず毎日工房に通って、陶彫制作に精を出していました。朝から夕方まで陶土に触れて、その造形を自分の中で愛しみ、また突き放してみたりしていました。陶土との長いつき合いと対話に、いつものことながら我を忘れて取り組んでいました。今週から平面RECORDのペースアップも考えていて、工房から自宅へ帰ると専ら平面RECORD制作に時間を割きました。平面RECORDは陶彫による立方体との関連を考えていて、立体のアイデアを平面に置き換える作業をしているのです。例年やっているRECORDとは違う視点で作っているので、戸惑いもありますが、今年の夏の個展には陶彫のよる立方体と額装した平面RECRDの双方を展示したいと思っているのです。今日は工房の作業を休んで、横浜の下町にあるミニシアターに映画を観に行ってきました。当初私は一人で行くつもりでいたのですが、教え子の一人から一緒に行かせてほしいと言われたので、彼女を連れていくことにしました。上映していた映画は「ヒトラーのための虐殺会議」で、歴史的にも厳しい内容なので、こうした映画には私は昔から一人で行く習慣がありました。映画には大衆受けする娯楽性のある映画もあれば、問題を提起して観客に考えさせる映画もあります。これはヨーロッパにいるユダヤ人全員を葬るために、その方法や手段をナチス政権の幹部が一堂に会して話し合った実話を基に作られた映画なのです。ホロコーストを若い世代がどの程度理解しているのか、最初私は訝しげに思っていましたが、同伴した子は文学を志していることもあって、正面から捉えていたようでした。映画「ヒトラーのための虐殺会議」の詳しい感想は後日改めます。