Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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note > 作品
2023.06.02

私は図録撮影の時には必ず、図録の雛型を作ってカメラマンに渡します。雛型の内容は鉛筆で走り書きした簡単なものですが、頁ごとに撮影場所や作品の種類を示しています。自分の中で考えたレイアウトをカタチにして、…[続きを読む]

2023.05.29

「像をうつす」(金井直著 赤々舎)の「3 ブランクーシ 彫刻を拡張する写真」について、その前半部分の「コンスタンティン・ブランクーシの生涯と作品」を取り上げます。本書はこれがあるために私は購入したよう…[続きを読む]

2023.05.20

週末になりました。陶彫作品完成へのタイムリミットが近づいたせいか、時間が経つのが早く感じます。光陰矢の如しというべきか、軽い強迫観念があります。今週は日々時間を惜しむように工房に籠っていました。151…[続きを読む]

2023.05.18

今年の中規模作品のイメージは坪庭です。もともと「発掘シリーズ」のイメージの発端は、エーゲ海に広がる西洋文明の発祥となった都市空間でしたが、今回は極めて小さな空間を対象にしました。坪庭は亡父が造園業をや…[続きを読む]

2023.05.10

今日は工房での作業を休んで、東京の美術館巡りをしました。東京の竹橋にある東京国立近代美術館に、私は学生の頃からよく訪れていました。今回同館の70周年記念展が開催されていて感慨も一入でしたが、その記念展…[続きを読む]

2023.05.08

「マルセル・デュシャン全著作」(ミシェル・サヌイエ編 北山研二訳 未知谷)の「第三章 批評家マルセル・デュシャン」について、実際に数多の芸術家を批評しているデュシャンの文章が残されていて、今回は前回の…[続きを読む]

2023.05.07

日曜日の工房には、最近では定番になった後輩の彫刻家がやってきて、自らの制作に真摯に向き合っていました。昼食時間に彼と何気なく話をしているうちに、話題は当然のように彫刻のことになりました。私は気兼ねする…[続きを読む]

2023.04.27

今日は朝のうちに工房に行って、一昨日窯入れをした作品の窯の扉を開けて焼成具合を確認しました。いつになっても窯を開ける時は緊張して、動悸がやってきます。これは何百回やっても慣れることはなく、作品を左右す…[続きを読む]

2023.04.26

「マルセル・デュシャン全著作」(ミシェル・サヌイエ編 北山研二訳 未知谷)の「第三章 批評家マルセル・デュシャン」について、さらに気になった箇所を引用いたします。まず、1955年にNBC放送が撮影した…[続きを読む]

2023.04.17

7月の個展に出す新作は、同じサイズの陶彫による立方体を積み上げたり、点在させて展示する集合彫刻です。立方体にはそれぞれ日付を刻んであります。つまり1年間365点で完結する作品です。立方体にはひとつずつ…[続きを読む]

2023.04.15

週末になりました。今週の創作活動の状況を記したいと思います。先週金曜日に業者を呼んで陶芸窯の修理を行いました。早速日曜日の夕方に1回目の窯入れを行い、水曜日に窯出し、その日に2回目の窯入れを行い、今日…[続きを読む]

2023.04.09

日曜日になり、工房には若い世代の人たちが来ていました。私は先日修理の終わった窯に作品を入れ、作業が終わった夕方から窯を焚くことにしました。果たして焼成はうまくいくでしょうか。このところ恒例になった7月…[続きを読む]

2023.04.07

私の工房に設置している窯は、言うなれば電化製品です。先日の焼成で支障があることが判り、今日は業者に来てもらって修理を行いました。窯はいつ設置したものか、NOTE(ブログ)のアーカイブを見てみると、20…[続きを読む]

2023.03.28

先日行った美術館でギャラリーショップに立ち寄りました。美術館のギャラリーショップの書籍欄には、一般的な書店では販売していない美術の専門書が数多く置いてあって、私は購買欲をそそられます。多少値が張るもの…[続きを読む]

2023.03.27

先日、埼玉県立近代美術館で開催している「戸谷成雄 彫刻」展に行ってきました。本展では、従来の彫刻的概念を十分に感じさせる圧倒的な素材に接して、私の心は和みました。現代アートはその考え方や視覚表現の多様…[続きを読む]

2023.03.19

昨日、建材店で板材を購入してきたので、今日はいつも通りの陶彫制作の合間に、中規模作品について考え始めました。大まかなイメージは既にあって、その具現化をどうするのか、まず板材に下書きを始めました。私はエ…[続きを読む]

2023.02.28

今日で2月が終わります。今月は横浜でも珍しく雪が降りましたが、気温は次第に上昇して寒さが緩んできました。2月の最終日である今日は工房から満開になった梅の花を見ることができ、春の訪れを楽しんでいます。今…[続きを読む]

2023.02.05

日曜日になって、工房にはいつも来ている美大生のほかに後輩の木彫家がやってきました。それぞれが一生懸命制作をしていて、日曜日の工房は活気づいていました。私はこうした雰囲気を歓迎しています。その彼らを前に…[続きを読む]

2023.01.22

日曜日ですが、彫刻家一本になっている現在は、ウィークディと変わらず工房に朝から籠って陶彫制作に精を出しています。昨日のNOTE(ブログ)で現在制作している陶彫にひとつずつ日付をつけていると書きました。…[続きを読む]

2023.01.19

シュルレアリスムに関する書籍を読んでいる最中に、箱による造形作品を作ったアメリカ人芸術家のジョセフ・コーネルに思いを馳せていました。シュルレアリスムの代表選手の中では誰もが知る巨匠とは言えませんが、私…[続きを読む]

2023.01.13

昨日は東京六本木にあるサントリー美術館で開催している「京都・智積院の名宝」展に行ってきました。私が見たい本展の作品は長谷川等伯一門による障壁画でした。長谷川等伯といえば《松林図屏風》が有名で、水墨の濃…[続きを読む]

2023.01.12

今日の午前中は工房に行って陶彫制作に勤しみましたが、午後は画廊や美術館に出かけて鑑賞の時間にあてました。家内を誘って、まず横浜の中心街にある画廊で開催しているグループ展を見てきました。そのグループ展は…[続きを読む]

2023.01.11

「死と生の遊び」(酒井健著 魁星出版)を読み終えました。全編を通じて、私が嘗て何らか興味を持ったものばかりで、この書籍を購入しようとした動機が、旧知のものを再度考え直したい欲求に駆られていたためではな…[続きを読む]

2022.12.31

2022年の大晦日を迎えました。今年は、世界情勢を見ると世界史に残るような大変なことがありました。ロシアが隣国ウクライナに軍事侵攻し、21世紀の今日に、前世紀のような戦争の惨劇を見ることになりました。…[続きを読む]

2022.12.27

今日の朝日新聞夕刊に彫刻家若林奮の「雰囲気」と名付けられた立体作品の論評が掲載されていました。故若林奮先生は、私が大学で彫刻を学び始めた頃に、その大学の教壇に立っていられましたが、先生が所属されていた…[続きを読む]

2022.12.23

昨日は、大学時代から長いつきあいのあった銅版画家とそのご息女の漆芸家による親子展を見に、東京銀座まで足を運びました。私は版画と漆芸が並ぶ作品群に刺激を受けて帰宅しましたが、今日は夕方家内と映画館に行く…[続きを読む]