2007.11.18
自宅の門を横切るように左右にクモの巣が出来ていました。その立派なこと惚れ惚れするくらいで、ちょっと取ってしまうにはもったいない造形です。クモの巣は大変美しいカタチをしています。まったくの抽象作品です。カンデインスキーかクレーかと言わんばかりの非対象絵画です。そこにあの足の長いクモ。これは具象的なオブジェのようです。しばらく見とれて、クモの巣の向こうに広がる空を、クモの巣がフワリと揺れる時は、肌にあたる風を感じていました。クモの巣を通して空や風を意識することができました。こんなふうに美術作品もあるべきだなと思いました。 Yutaka Aihara.com