Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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トラ吉の出迎え
私が仕事から帰って玄関を開けると、一番に飼い猫のトラ吉が玄関に飛び出てきます。私のスーツのズボンの足元に身体を擦りつけてくるトラ吉を、慌てて家内が制しますが、着替えた後も私の足元を目がけて突進し、抜け替わりつつある体毛をたっぷり擦りつけています。私がダイニングから居間に移動すると、トラ吉は私に併走してきて、私が座ろうとするソファに私より早く飛び乗って、私の場所を占領してしまいます。明らかにトラ吉は私を意識して絡んでくるのです。これは猫の習性でしょうか。「猫にモテてる」と家内は言いますが、特別に可愛がっている訳ではないのに動物との不思議な関係に戸惑っています。私は昔から猫に好かれることがあって、それをいいことに子どもの頃は、猫に虐待まがいの悪戯もしました。現在はその罪滅ぼしに道で拾ったトラ吉を飼っていて、私は何もせず放ったらかし状態にしているのです。トラ吉はほとんど家内が世話をしていて躾もやっています。それなのにどういう訳かトラ吉は私のところにやってきて周囲をうろうろしています。トラ吉は私がもともとアトリエとして使っていた部屋に普段は閉じ込めています。夜もトラ吉の寝床がそこにあるのでアトリエに帰ります。いつかはトラ吉をモデルにして彫刻を作りたいと思っているのですが、それがいつになるのか見当がつきません。