2012.06.19
台風4号の雨風が吹き荒れる中、仕事帰りに工房に立ち寄り、成形した陶彫部品に加飾を施しました。夜の工房は雨風の音で賑やかでした。不思議と集中して作業ができました。農業用倉庫として建てた工房には内壁がありません。工房は鉄骨を組み合わせてコンクリートパネルで覆っただけの簡単な構造で仕切りもありません。外の音が響き渡るのは外壁だけのせいかもしれませんが、工房内の空間には大変満足していて、多忙な中で制作に勤しめるのは工房のおかげだと思います。鉄骨が張り巡らされているので、近い将来は天井部分に厚板をおいて屋根裏収納を作ろうと思っています。簡易梯子をかけて比較的軽い作品を屋根裏に収納できれば、工房内をもっと広く使えると思います。亡父が残してくれた植木畑があったればこその工房ですが、自宅とは別の場所に非日常空間が持てる幸せを噛みしめています。時間に余裕ができれば収納部分を改造していきたいと思っています。これから時間をかけて工房内の有効利用を計画していきます。嵐の晩にそんなことを考えました。