2013.07.02
川の流れ、人の流れ、時の流れ…「流」というコトバには諸行無常の響きがあります。このコトバは安住の地を求めない流離人のようで、繰り返すように見える日常でも、決して同じ繰り返しはあり得ず、限りある命を生きていく私たちの宿命とも取れます。また流麗とか風流とか美しい語彙もあって「流」のもつイメージの幅を感じます。そんな「流」の表現を今月のRECORDのテーマにしました。RECORDは幾度となくNOTE(ブログ)で触れていますが、一日1点の創作を自分に課したもので、葉書大の平面作品を日々作っています。毎晩食卓でエスキースを練り、下書きをしています。彩色は週末に工房でまとめて行うことが多く、完全に一日1点をその日のうちに仕上げることは出来ませんが、それでも年中創作行為をしていることに変わりはありません。今月も紆余曲折しながら頑張っていこうと思います。