2017.05.09
「聖別の芸術」(柴辻政彦・米澤有恒著 淡交社)を読み始めました。前に同じシリーズの「芸術の摂理」を読んでいて、とても刺激を受けたので、今回も気分が高揚しています。どうやら本著「聖別の芸術」は「冒険する造形作家たち」の姉妹編として出版されたもののようで、私は新しく刊行されたものから時代を遡って読み進んでいることが判りました。まず「聖別」とは何か、これは冒頭に説明があるので、じっくり読み込んでいきたいと思います。次に副題の「わが道を行く造形作家たち」に注目しました。本著で取り上げられている作家で、私が最も興味を持ったのが彫刻家土谷武氏と伊藤公象氏です。故人になった土谷氏とは学生時代に一度お会いする機会がありましたが、こちらから話しかけはしなかったので、外見だけ見たという感じでしょうか。飄々とした雰囲気を察しました。伊藤氏の陶彫による作品を東京や茨城県笠間の美術館で見たことがあり、同じ陶彫をやっている自分は興味津々です。本著でも自分はやはり立体の作家に興味関心が動いてしまいます。自分が知っている作家以外でも面白そうな作家がいて、評論を楽しみにしていますが、実際の作品に触れてみたいと思っています。最近は読書には時間がかかり、本著も長い間鞄に入れて持ち歩くことになりそうです。