Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 制作ラストスパート
制作ラストスパートという表題をつけても、朝から晩まで執拗にひとつの制作に打ち込んでいたわけではありません。現在は新作の創作行為は既に終わっていて、集合彫刻としての組立てに関わる諸々の仕事で時間がかかっているのです。「発掘~宙景~」の柱陶に取り組んでいたら、ワッシャーが足りないのに気がつきました。テーブルの上部に飛び出るボルトの一部を隠すための木材も必要になって、作業途中で専門店に買いに走りました。店から戻ってきて再び作業に入りましたが、夜になって窯入れの時間がやってきたので、作業はそこで中断しました。陶彫という技法は長時間を同じ創作行為に費やすことはありません。成形では陶土の柔らかさによって放置をしなければならないことがあり、次から次へと仕事を変えながら、段階を追って制作が進んでいくのです。絵画のように同じ画面をずっと眺めながら筆を入れる作業とは異なり、作品の前でじっくり腰を据えることはないのです。制作に纏わる手順や方法が多様化していて、塗料や接合具を確認することは必須ですが、計画通りにいかないことが多く、ラストスパートでは右往左往してしまうことが毎回あります。店と工房の行き来が激しくなるのは完成に近づいた証拠とも言えます。窯入れは来週の途中でもう一度行います。それで撮影日に間に合わせる算段になっています。とまれ、ここでもう一度作品を組立てた場合の最終確認をしたいと思っています。幸い横浜は6月2日(金)が開港記念日になっていて、その日の仕事は減ることが判っています。私たちは勤務を要する日ですが、年休を取りやすい条件が揃っているので、休みをいただいて最終確認をする予定です。いよいよ完成が見えてきました。