2025.12.14
日曜日になりました。日曜日は創作活動についてNOTE(ブログ)を書いています。今日取り扱う予定の色彩については、以前のNOTE(ブログ)に書いたことがあると記憶していますが、改めて考えてみることにしました。美術の重要な要素は何と言っても色彩と形態です。私は彫刻を専門としているので、形態に対してはその立体把握や空間の在り方を常に考えてきました。と言っても私は最初から彫刻をやろうと思っていたわけではなく、高校時代は工業デザイナーを志望していました。美大の工業デザイン科にはデッサンの他に平面構成という受験科目があり、その平面構成で色彩を扱うことになっていました。その受験科目によって、私は色彩に対する劣等感を持つようになり、色彩の組み合わせの妙など、私にとって苦渋としか言えないものでした。だからと言って立体把握に優れていたわけではなく、正直なところ消去法によって私は彫刻を選びました。当時の私には粘土で塑造をする方が楽しかったのでした。さて色彩ですが、初めから色彩感覚に溢れている人がいることは確かです。私は受験仲間の友人の作品を見て羨ましかった記憶があります。どの色彩と色彩を隣り合わせにすると感覚に刺さるものになるのか、私はヨーロッパに住んでその色彩の組み合わせの面白さを知ったのでした。ヨーロッパの街並みにあるウィンドゥ・ディスプレイを飾る豊かな色彩に、私の心は踊りました。こんな色彩を使ってみたい、煌めくのは原色に限ったことではなく、微妙な色合いを組み合わせることで、その効果が得られることも分かりました。私には小さな平面作品を毎晩作っているRECORDと称する一連の作品があり、そこで色彩の組み合わせを試行しています。学生時代、色彩感覚が乏しいと感じていた私は、色彩に対する興味と学習で、乏しかった能力を補っているのかもしれません。