2015.03.26
先週「みちのくの仏像」展に言った際に、東京国立博物館の同じ敷地内にある「表慶館」で開催されている「インドの仏」展を見てきました。所蔵品はコルカタ・インド博物館から来たようです。ゴータマ・ブッダ(釈迦)の生涯を、自分はほとんど知りません。日本の仏像が好きな自分にとっては、その源流とも言うべきインド仏教を学ぶ必要を感じています。釈迦がどんな生涯を送り、いつ頃悟りに達し、やがて仏陀となり、悟りを広めることに成功した原因は何か、大乗仏教とは何を意味するのか、一宗教に傾倒しなくても思想としての仏教を捉えることが出来るはずです。その思想があってこその仏教美術なので、表象だけで考えるのではなく、その由来や意味するところを解明したいと自分は思っています。ただし、今回は無学ながら感覚を頼りにして仏教美術を堪能してきました。インドの仏像の顔がギリシャ美術に近いことに興味が湧いて、シルクロードの交易が少なからずあったことや、洋の東西が出会う場面を空想するだけで心が躍ります。図録をしっかり読み込んでインド仏教美術に思いを馳せたいと考えます。洋の東西が交わるところを一度は訪れたい願望がありますが、現在そこはテロ集団による危険地帯が含まれていて、文化が受け継がれてきた地域をこの眼で見られない残念さが頭を過ぎります。