2018.04.05
私たちの業種は、年間に何回かイベントが予定されています。イベントは式典的なものと祝祭的なものに分かれます。察しのよい方は、私たちがどんな業種なのか分かっていられると思いますが、拡散を恐れて敢えて業種を伏せて広報しています。今日は年度当初の式典のイベントが開催されました。ここから本格的な仕事が始まるのです。私はステージに立って式辞を述べる役職にあったため、どんなことを言おうか考えていました。実際には月並みなことしか言えず、私には面白い話題がないことをいつも悔やんでいるのですが、式典は滞りなく進んでいきました。式典はカタチを整えて、けじめをつけるものと考えれば、これでいいのかもしれません。私がやってきた二足の草鞋生活の中で、この式典は個性的な創作活動の真逆に位置するものです。ここまで異なる2つの世界に私は楽しみさえ見出しているのです。職業として二つの顔で棲み分けて行う行為に、私は不思議な満足感に浸れます。人にはジキルとハイドのような二重人格を得たいという願望がどこかに眠っているのかもしれません。ウィークディの仕事に私は彫刻家としての片鱗は一切見せません。組織の長として式典を司り、職員が適材適所で如何なく能力を発揮できているかを見定めています。この立場も私自身が大切にしているものなのです。