Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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各駅停車の通勤
職場が自宅から近くなり、電車の駅も各駅で三つ目で降ります。これは読書をするには中途半端な通勤時間です。電車に乗っている時間くらいし本が読めない自分はずいぶん長いこと鞄に同じ本を入れています。頭を使う現代彫刻の評論集は結構面白いのですが、なにせ通勤時間が短いので、読み始めて趣旨が面白くなるとまもなく目的の駅に到着してしまいます。それでも少しでも時間を大切にして美術の世界に触れたいと思っているのです。車中では気軽な小説かエッセイの方がいいかなと思いつつ自分が意欲を感じる現代彫刻の本は手放せません。少しずつ彫刻の理論を紐解きながら、自分のことをあれこれ思索するのが今の自分には必要と感じています。