Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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月明かりが煌々と…
職場には今月4日から出勤していましたが、今日から仕事が本格化するため出勤時間を早くしました。今まで通りの通常出勤時間帯に戻したわけですが、自宅の玄関を出ると満月の光が煌々と降り注ぐ夜明け前の時間で、真冬はこんな状況の中で出勤していたんだっけと改めて思い出した次第です。朝の通勤ではバスの停留所まで坂を下りていきます。周囲の張り詰めた空気に頬を刺され、白い息を吐きながら暗い坂道を歩いていきます。この時間帯が1年間のうちで最もつらい時かもしれません。昨日まで制作三昧の日が続いたので身体が多少疲労しています。木彫や陶彫をやっていると手がガサガサになります。それでもある程度充たされた気持ちでいられるのは、本当に自分がやりたいことをやっている満足感からくるものだと思います。仕事の煩雑さにも多忙さにも耐えていけるのは創作活動のおかげです。「発掘~混在~」が徐々に出来上がっていくのを見るにつけ勇気が湧いてきます。制作工程ではまだヤマ場が残されています。今月から来月にかけて完成へ向かう昂揚感がきっとあり、その苦しまぎれな醍醐味が待ち受けています。それを待ち焦がれながら日々の仕事に精を出したいと思います。