2012.02.24
先週末に用事が入り、制作時間が少なかったので、今は制作がしたくて仕方がありません。制作工程が遅れていることもありますが、未消化のまま制作欲を抑えていることが大きな理由です。「混在」の表層の彫り込みは結構面白いと感じます。それは作品が完成に向けて具現化していく過程で迷いが生じ、それをどう自分の中で処理をしていくのか、行きつ戻りつすることが苦しくも、また面白いのです。作品に凝縮したエネルギーを吹き込むのは、この試行錯誤しながら思索を繰り返す工程に他なりません。最初のイメージの振り返りをよくやっているのは、ブレることを恐れるからです。いきおい作品を破壊したくなる衝動に駆られることもあります。たまに自惚れることもありますが、次の瞬間には自分の能力の無さを嘆いていたりします。創作とは自虐的な苦しみの中から、たった一粒の珠玉を探すことかもしれません。それでも創作がしたいのです。週末の制作に向けて心は膨らみます。苦しみを知りつつ何かを得んがために週末があると思っています。