2012.06.20
私の職場の近くにアフリカ雑貨店があります。先日その店でナイジェリアとガーナの仮面を購入しました。その時、家内が店内にあった素朴な木琴に注目し、その音色に憑かれたようです。家内はもともと美大で空間デザインを学んだ人ですが、現在は縁あって胡弓奏者として「おわら」を演奏しています。三味線も名取になって弟子を抱えています。義母の故郷である奄美大島のサンシンも見よう見まねで弾いています。家内は幼い頃バイオリンをやっていて、バイオリンと三味線が融合したものが胡弓に結実したと言っても過言ではありません。絶対音感はその頃培われたものか、それとももともと家内に備わっていたものかわかりませんが、胡弓にしろ三味線にしろサンシンにしろ音感のよさが大いに役立っているようです。今回、家内が注目したアフリカの楽器は、西洋音階ではなく板木が響く独特な音を醸し出します。音域にとらわれない素朴さが逆に刺激的だったようです。日曜の法事の後、もう一度アフリカ雑貨店に行き、家内から何度も説得されて、このXYLOPHONEという木琴を買いました。いつの間にか自宅には独特な楽器ばかりが揃っています。