Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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note > 仮面
2023.11.12

週末のNOTE(ブログ)のテーマは創作活動に関連したものにしています。今日は「プリミティヴ・アートと私」と題して自分の趣向の方向性を考えてみたいと思っています。私は小さな手帳に展覧会記録を残しています…[続きを読む]

2023.10.10

先日、東京上野にある国立西洋美術館で開催中の「キュビズム展」に行ってきました。20世紀美術史の潮流の中では有名なキュビズムですが、私自身はキュビズムの芸術家の持つ構成要素に興味関心があり、その作品を堪…[続きを読む]

2023.09.14

9月の中旬になっても夏のような暑さが続いていて、もういい加減嫌になっていたのですが、今日も午前中は工房に出かけて、いつものように陶彫制作をやっていました。空調設備のない工房はそこにいるだけで、汗が滲み…[続きを読む]

2023.08.30

先日、東京駒場にある日本民藝館で開催されている「聖像・仏像・彫像」展に行って、ミュージアムショップに立ち寄り、同展の図録を求めました。図録はポストカードの入った簡易なものではありましたが、これと同時に…[続きを読む]

2023.08.16

「古寺巡礼」(和辻哲郎著 岩波文庫)は単元で分けず、内容として私の興味関心を惹いたものを順次取り上げようと思います。今回取り上げるのは「伎楽面」です。「仮面の表情は、単に型化せられているばかりでなく、…[続きを読む]

2023.06.20

「仮面の解釈学」(坂部恵著 東京大学出版会)の「Ⅱ 仮面の論理と倫理にむけて」のうちの「2 固有名詞と仮面のあいだ」について気に留めた箇所を取り上げます。「日常生活の〈俗〉の場面には姿をあらわすことが…[続きを読む]

2023.06.19

「仮面の解釈学」(坂部恵著 東京大学出版会)の「Ⅱ 仮面の論理と倫理にむけて」のうちの「1 仮面と人格」について気に留めた箇所を取り上げます。「〈仮面〉は、この〈身〉において具体化され表示される間柄な…[続きを読む]

2023.06.09

大手書店に行くと、私は興味関心のある書籍の題名だけを選んで、爆買いをする悪癖があります。購入した書籍はリュックサックに詰め込めるだけ詰め込んで自宅に戻ります。そのうちの多くの書籍は自宅の書棚に仕舞い込…[続きを読む]

2023.02.15

「アンドレ・ブルトン伝」(アンリ・べアール著 塚原史・谷正親訳 思潮社)の「第Ⅰ部 現代の美への目覚め」の「第一章 季節」についてまとめます。「アンドレ・ブルトンはたしかに1896年2月19日午後十時…[続きを読む]

2022.03.25

「九州の民俗仮面」(高見剛 写真・高見乾司 文 鉱脈社)の「漂泊する仮面」をまとめます。この章が本書最終章になります。「流出した仮面の里帰りに関わった事例は数例ある。その方法は、寄託、奉納、相応の金額…[続きを読む]

2022.03.24

「九州の民俗仮面」(高見剛 写真・高見乾司 文 鉱脈社)の「中国少数民族の仮面文化」をまとめます。本書は九州の仮面を扱う内容に特化していますが、今回の章だけは中国の仮面を取り上げています。著者高見乾司…[続きを読む]

2022.03.23

「九州の民俗仮面」(高見剛 写真・高見乾司 文 鉱脈社)の「南九州の『信仰仮面』」をまとめます。「『信仰仮面』は『王面系』『獅子面』『来訪仮面』(南西諸島や本土の一部にみられる来訪神)の一群に分けられ…[続きを読む]

2022.03.22

「九州の民俗仮面」(高見剛 写真・高見乾司 文 鉱脈社)の「神楽と仮面」をまとめます。そもそも神楽とは何か、これに関する文章を引用いたします。「『神楽』の語源は『神座=かみくら』であり、神を招き、神と…[続きを読む]

2022.03.17

「九州の民俗仮面」(高見剛 写真・高見乾司 文 鉱脈社)の「猿田彦と鼻高面の系譜」をまとめます。日本の民俗仮面の中で鼻高を強調した猿田彦の仮面は有名で、この猿田彦について私は予てから関心がありました。…[続きを読む]

2022.03.15

「九州の民俗仮面」(高見剛 写真・高見乾司 文 鉱脈社)の「女面」をまとめます。「『変身』とは一体、何だろう。『仮面』が、人間が神に変身する重要な装置であることはあきらかであるが、『ウズメ』に象徴され…[続きを読む]

2022.03.14

「九州の民俗仮面」(高見剛 写真・高見乾司 文 鉱脈社)の「道化」をまとめます。「道化の代表選手は、なんといってもヒョットコである。『ヒョットコ』とは『火男』であろう。火男とは、古代たたら製鉄に従事し…[続きを読む]

2022.03.09

「九州の民俗仮面」(高見剛 写真・高見乾司 文 鉱脈社)の「九州の民俗仮面の分布」をまとめます。本論は地域によって5つの単元に分かれています。まず、「1.北部九州の仮面」です。「北部九州は、修験道の霊…[続きを読む]

2022.03.02

「九州の民俗仮面」(高見剛 写真・高見乾司 文 鉱脈社)を読み始めました。本書をどこで手に入れたものか記憶がありません。昔、九州を旅していた頃に湯布院にあった旧・由布院空想の森美術館を訪れて、壁面に掛…[続きを読む]

2022.02.25

「仮面ーそのパワーとメッセージ」(佐原真監修 勝又洋子編 里文出版)を読み終えました。仮面は私が昔から収集しているものですが、自分で被ることはなく、壁にはりつけてその造形を楽しんでいます。原初的なパワ…[続きを読む]

2022.02.21

「仮面ーそのパワーとメッセージ」(佐原真監修 勝又洋子編 里文出版)の「大自然の超越的な存在との合一」をまとめます。ここではパプア・ニューギニアの仮面文化を扱います。「幻想的でダイナミックな造形をみせ…[続きを読む]

2022.02.15

「仮面ーそのパワーとメッセージ」(佐原真監修 勝又洋子編 里文出版)の「京劇ー絵を描かれた顔」をまとめます。ここでは中国のオペラと称される京劇を扱います。「中国では小劇場の分野に京劇以前の演劇形式が存…[続きを読む]

2022.02.09

「仮面ーそのパワーとメッセージ」(佐原真監修 勝又洋子編 里文出版)の「東洋のマスクロード」をまとめます。日本最古の仮面劇「伎楽」とは何か、導入としてこんなことが述べられていました。「伎楽とは、別名『…[続きを読む]

2022.02.08

「仮面ーそのパワーとメッセージ」(佐原真監修 勝又洋子編 里文出版)の「日本中世の能面について」をまとめます。「現在はまったく芸術性のみで評価されているが、芸術性の高い、そして能楽の芸術性の大きな部分…[続きを読む]

2022.02.04

「仮面ーそのパワーとメッセージ」(佐原真監修 勝又洋子編 里文出版)の「日本の先史仮面」をまとめます。「非日常的な状態に変化するために顔をおおうもの、あるいは頭にかぶるために木、皮革、骨、布、粘土、金…[続きを読む]

2022.02.03

「仮面ーそのパワーとメッセージ」(佐原真監修 勝又洋子編 里文出版)の「現代に生きる仮面」をまとめます。副題に「変身するヒーローたちの系譜」とあり、この章ではテレビや漫画に登場する仮面をつけたヒーロー…[続きを読む]

2022.02.02

「仮面ーそのパワーとメッセージ」(佐原真監修 勝又洋子編 里文出版)の最初の章である「総論ーお面の考古学」をまとめます。「奈良正倉院・東大寺・法隆寺には、八世紀のお面が沢山残っていて、伎楽面という名が…[続きを読む]