Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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新作の窯入れ開始
今日はどしゃ降りの日曜日になりました。工房は涼しい空気が立ち込めて作業が楽になってきました。現在、新作「連築」の成形が4点終わっています。いずれも大きな陶彫部品で、窯に入る限界の大きさで作っています。そのうち一番大きな陶彫部品が乾燥をしたので、仕上げにヤスリをかけて化粧掛けを施し、新作としては初めての窯入れをしました。これは失敗を覚悟しています。僅かにヒビが入っていること、大きさに対する補強をしていなかったので、焼成中に割れるか歪むことが想定されます。化粧掛けをする前に壊して粘土に戻せば無駄にならないと思ったのですが、駄目でも仕方がないと考え直し、焼成をやってみることにしました。複雑な気持ちで窯のスイッチを入れました。ただ、駄目になったとしても同じサイズのものが作れるようにメモをとってあること、壊れた原因を突き止められるようにメモを工夫したこと、化粧土で今までにない実験をしていること等、今回の窯入れに意味を持たせています。どうなるのでしょうか、窯出しは3日後になります。