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「ブルトン シュルレアリスムを語る」について
「ブルトン シュルレアリスムを語る」(アンドレ・ブルトン著 稲田三吉・佐山一訳 思潮社)を読み始めました。この書籍は東京ワタリウム美術館の地下にある書店で最近購入したものです。誰でもそうかもしれませんが、自分も読書の傾向が決まっていて、なかなかその範疇から出ることがありません。今回も再三NOTE(ブログ)で取り上げているシュルレアリスムに関する内容です。この書籍はA・ブルトンがフランスのラジオ局の番組インタビューで答えている自身の振り返りや思索を一冊の本にまとめたもので、A・ブルトンの伝記をかつて読んだことがある自分にとっては、改めてA・ブルトンの思想を確認することになりそうです。シュルレアリスムは20世紀の芸術全般において大きな位置を占めるもので、他の芸術運動より広範囲にわたり、また長い間支持されてきました。その契機となった事情を知ることは現代から見ても有意義なことと思われます。インタビュー記事は難解なことはなく、むしろ今まで読んだA・ブルトンの著作の中で比較的気軽に読めるものかもしれません。