Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 陶彫しか見えない時間
今日も朝から夕方まで陶彫しか見えない時間を過ごしました。若いスタッフが3人来ましたが、それぞれの課題をやっていて密度の濃い時間が流れていました。私の手伝いがない時はスタッフは個々の創作活動に勤しんでいます。私も自分のことに夢中で周囲を見ることもなく、制作に没頭しました。寒くなると陶彫制作は手が荒れます。水も使うので時々手を暖めにストーブの傍に行きますが、それ以外は作業に集中しています。人はどのくらい集中力が保てるのでしょうか。朝9時前に作業を開始して、休みなく続けて午後3時には集中力が落ちてきます。昼食は約15分です。6時間が限界かなぁと若いスタッフと話しました。そのスタッフは現在美大生で、普段大学にはもう少し長く留まっているそうですが、制作の合間に講義があったり、友人とお喋りしたり、構内をブラブラ歩く時間があるので、作業のみというわけではないと言っていました。そこへいくと相原工房は作業のみで6時間中ずっと自分の作品に正対しているわけです。相原工房の無駄のなさ過ぎる環境は大学の工房より厳しいと言えます。これがあってこそ制作工程が進んでいくのです。でも、せっかく若い子たちが来ているのだから、もう少しお茶の時間をとってもいいかなぁと思いました。