Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 陶彫成形の再開
今日は朝から工房に篭りました。今月予定している陶彫部品の仕上げと化粧掛けを午前中行いました。午前中だけで仕上げと化粧掛けが4点出来ました。これはかなり上出来な成果です。午後は一週間前に土錬機の試運転をやって、混合した陶土が既に出来上がっているので、久しぶりに成形を再開することにしました。座布団大のタタラを6枚作ってビニールで覆いました。明日は中断している陶彫の床を這う根を作ることにします。タタラを掌で叩いて作っている途中で休憩を取っていたら、工房に来ていた中国籍のスタッフから声をかけられました。以前と違って頻繁に休憩を取る私を気遣ってくれたのでした。ウィークディをフルタイムで働いているせいか、土曜日は疲労が残っているのです。大丈夫ですか?と問われて、平気だよと答えたものの、やはり加齢のせいかなぁと思い返して情けなくなりました。先週、平塚美術館で見た日本画家片岡球子の年齢を感じさせない絢爛たる作品群を思い出し、自分に活を入れました。新作はまだまだ先が見えない状態なので、年末に向ってここから佳境に入ります。まだタイトルも決まっていない新作ですが、そろそろ頑張りどころです。まとまって休みが取れる12月の休庁期間を一区切りと考え、ここまでにどのくらい進められるのか、先を見通しながらやっていきたいと思っています。夕方、スタッフを駅まで車で送りました。年末年始は中国に帰ると言っていた彼女でしたが、長く休まないようです。正月早々仕事があって、日本語を忘れるわけにはいかないというのが短期休暇の理由だそうです。外国である日本で、日本人に混じって遜色なく頑張っているスタッフにも元気をもらえた気がしています。