Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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「スポーツの日」も個展会場へ…
昨日の「海の日」に引き続き、今日は「スポーツの日」になっていて、日曜日まで含めると4連休になります。新型コロナウイルス感染が縮小していたら、「Go Toキャンペーン」のトラベル事業で観光が盛り上がっていたはずだったのですが、コロナ渦はなかなか思う通りにはなってくれず、観光地にとっても目論みが外れてしまった事業になりました。本来なら東京オリンピック・パラリンピックの開催セレモニーが行なわれる日だっただけに、これも残念で仕方がありません。昨年の個展で、オリパラ開催日程と個展が重なるので、交通規制が行なわれて作品の搬入搬出は大丈夫かと心配していましたが、取らぬ狸の皮算用だったようです。さて、私は今日の「スポーツの日」も個展会場へ行っていました。今日は誰も来ないと思っていましたが、見に来ていただけた方々がいて大変嬉しく思いました。まず懇意にしているカメラマン2人が会場内の雰囲気を撮影に来ました。これはホームページとお礼状に使う画像になります。横浜からも仕事仲間が来てくれました。毎年見に来てくれる人たちとは会話が弾みました。少し前まで工房に出入りしていた若いアーティストも来ました。彼女が仕事を転々とする中で、心の支えとして創作活動を再開しようとする意志に、私の個展が一石を投じられるならこれほど嬉しいことはありません。1年間頑張ってきた私の表現世界が鑑賞者の心に何かを齎せてくれるなら、これは本望というしかありません。今回の個展開催が危ぶまれる中で私が考えたのは、個展は決してゴールではなく、自分が表現しようとしている世界の発展途上における報告会であるということです。人が見ようが見まいが自分の造形思索を続けていくこと、個展は当然コミュニケーションの場ではあるけれど、それは自分の方向付けを確認するものであることを、今回は自覚しました。仕事の分野の異なる人も見に来ました。川崎で菓子店を営んでいる旧友ですが、自分が彼と海外で一緒に過ごしたことで、自分を振り返る良い機会だったと思っています。自分が歩いてきた道に無駄はないと改めて思いました。明日は個展の最終日です。